AIO/LLMO対策講座⑮!すぐに使えるAIO/LLMOセルフチェックリスト 〜AIに選ばれやすいWebサイトにするためのセルフチェックガイド〜
16. すぐに使えるAIO/LLMOセルフチェックリスト
ここまで、AIO/LLMO対策として確認したいポイントを見てきました。
最後に、自社サイトを点検するときに使えるセルフチェックリストとして整理します。
AIO/LLMO対策は、特定の業種だけに必要なものではありません。
会社、店舗、団体、専門家、ECサイト、採用サイト、地域ビジネス、BtoBサービスなど、Webサイトを通じて情報を届けたいすべての事業者に関係します。
チェックするときは、次の5つの視点で見ると分かりやすくなります。
- 技術設定
- 基本情報・信頼性
- コンテンツ品質
- 比較・料金・事例
- 計測・改善体制
この5つを確認することで、AIや検索エンジンに見つけられやすく、ユーザーにも分かりやすいWebサイトに近づけることができます。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。
まずは、できていない項目を洗い出し、優先順位をつけて改善していきましょう。
16-1. 技術設定のチェック
まずは、検索エンジンやAIがWebサイトを正しく見つけられる状態になっているかを確認します。
どれだけ良い内容を書いていても、技術的な問題でページが発見されにくい状態では、AIO/LLMO対策の効果が出にくくなります。
チェック項目:
- □ 重要なページがGoogleにインデックスされている
- □ site:ドメイン名 で検索したときに、主要ページが表示される
- □ Google Search Consoleを導入している
- □ sitemap.xmlを送信している
- □ robots.txtで重要なページをブロックしていない
- □ noindexが不要なページに設定されていない
- □ httpからhttpsへ正しくリダイレクトされている
- □ wwwあり・なしのURLが統一されている
- □ canonicalが正しく設定されている
- □ sitemap.xmlに正規URLが記載されている
- □ 存在しないURLや古いURLがsitemap.xmlに残っていない
- □ 重要なページへの内部リンクがある
- □ リンク切れが放置されていない
- □ スマートフォンで正しく表示される
- □ 表示速度が極端に遅くない
- □ 画像や動画が重すぎない
- □ Core Web Vitalsを確認している
この中で特に優先したいのは、インデックス、URL統一、sitemap.xml、robots.txt、canonicalです。
これらはWebサイトの発見性に関わる基本設定です。
AIO/LLMO対策を始める前に、まずサイトが正しく読まれる状態かを確認しましょう。
16-2. 基本情報・信頼性のチェック
次に、会社・店舗・団体としての基本情報と信頼性を確認します。
AIが候補として紹介しやすいのは、実在性が分かり、情報が正確で、ユーザーが安心して判断できるサイトです。
チェック項目:
- □ 正式名称が明記されている
- □ 所在地が明記されている
- □ 電話番号や問い合わせ方法が分かりやすい
- □ 営業時間や定休日が最新になっている
- □ 運営会社または運営団体が分かる
- □ 代表者または責任者の情報がある
- □ 対応地域が明記されている
- □ 提供している商品・サービスが分かりやすい
- □ 会社概要ページが整備されている
- □ フッターにも基本情報が掲載されている
- □ Googleビジネスプロフィールの情報が最新になっている
- □ 外部サイトの住所や電話番号が古くなっていない
- □ 資格、認定、加盟団体、受賞歴などが整理されている
- □ 著者や監修者の情報が掲載されている
- □ コラム記事に公開日・更新日がある
- □ 参考資料や公式情報へのリンクがある
- □ 古い料金、古いサービス、古い営業時間が残っていない
- □ 口コミやレビューが確認できる
- □ メディア掲載や外部掲載情報を整理している
基本情報は、サイトの信頼性を支える土台です。
特に、名称、住所、電話番号、営業時間、代表者、対応地域は、公式サイトと外部サイトで情報が一致しているか確認しましょう。
情報のズレは、ユーザーにもAIにも不安を与える原因になります。
16-3. コンテンツ品質のチェック
次に、Webサイト内のコンテンツが、ユーザーにもAIにも分かりやすい状態になっているかを確認します。
AIO/LLMO対策では、単に文章量を増やせばよいわけではありません。
重要なのは、ユーザーが知りたい情報に具体的に答えていることです。
チェック項目:
- □ トップページで何を提供している会社・店舗・団体か分かる
- □ 商品・サービス・活動内容がテキストで説明されている
- □ 重要な情報を画像だけで説明していない
- □ 見出しだけでページ構成が理解できる
- □ リンクテキストが「こちら」だけになっていない
- □ よくある質問に端的に答えている
- □ 1ページ1テーマで情報が整理されている
- □ 対象となるユーザーや利用シーンが明確
- □ 専門用語に説明がある
- □ 抽象的な表現だけでなく具体的な情報がある
- □ 「何ができるか」だけでなく「何に役立つか」が書かれている
- □ 料金、条件、利用の流れなど、比較検討に必要な情報がある
- □ コラム記事から関連する商品・サービスページへ移動できる
- □ FAQから詳しい説明ページへ移動できる
- □ パンくずリストがある
- □ サイト全体の情報構造が整理されている
- □ 古い記事を定期的に見直している
コンテンツの品質を見るときは、「自分たちが言いたいこと」ではなく、「ユーザーが知りたいこと」に答えているかを確認しましょう。
AIにとって使いやすい情報は、多くの場合、ユーザーにとっても分かりやすい情報です。
16-4. 比較・料金・事例のチェック
AIO/LLMO対策では、比較検討中のユーザーに向けた情報が重要です。
AIに質問するユーザーは、「おすすめ」「比較」「費用」「選び方」「向いているサービス」など、判断に近い質問をすることが多くあります。
そのため、比較・料金・事例に関する情報を整えておきましょう。
チェック項目:
- □ 料金や費用の目安が掲載されている
- □ 「詳しくはお問い合わせください」だけで終わっていない
- □ 価格帯、プラン、条件が分かる
- □ 初期費用、月額費用、追加費用を分けて説明している
- □ 無料でできること、有料になること、見積りが必要なことを分けている
- □ 料金が変わる要因を説明している
- □ 商品・サービスが向いている人を説明している
- □ 向いていないケースも説明している
- □ 選び方や比較基準を説明するページがある
- □ 地域別、用途別、目的別の情報がある
- □ 実績、事例、導入例が掲載されている
- □ 事例に利用前の課題や目的が書かれている
- □ 事例に実施後の変化や結果が書かれている
- □ 数値、期間、件数など具体的な情報がある
- □ お客様の声、利用者の声、第三者評価がある
- □ 事例ページから関連サービスや問い合わせへ移動できる
- □ FAQに料金、期間、条件、対象者に関する質問がある
比較・料金・事例は、問い合わせや購入の直前に読まれやすい重要な情報です。
ここが曖昧だと、ユーザーは判断できず、AIも候補として紹介しにくくなります。
すべてを詳細に公開できない場合でも、目安や考え方を示すことが大切です。
16-5. 計測・改善体制のチェック
最後に、AIO/LLMO対策の効果を確認し、継続的に改善する体制があるかを確認します。
Webサイトは、公開して終わりではありません。
検索環境もAI検索の状況も、ユーザーの行動も変わっていきます。
そのため、定期的に数値を確認し、必要な改善を続けることが重要です。
チェック項目:
- □ Google Search Consoleを確認している
- □ 検索クエリを定期的に見ている
- □ 指名検索の増減を確認している
- □ 比較・おすすめ・料金・選び方系の検索を確認している
- □ GA4で参照元を確認している
- □ AI関連サービスからの流入を確認している
- □ どのページが問い合わせや購入につながっているか確認している
- □ 料金ページ、FAQページ、事例ページの閲覧状況を見ている
- □ フォームの完了率や離脱を確認している
- □ 問い合わせフォームに「どこで知ったか」の項目がある
- □ 月に1回程度、改善点を見直している
- □ 古い情報を更新する担当者やルールがある
- □ 外部サイトの古い情報を定期的に確認している
- □ 口コミやレビューを継続的に集めている
- □ 新しい質問をFAQに追加している
- □ 成果に近いページのCTAを見直している
AIO/LLMO対策は、一度で完成するものではありません。
計測して、見直して、改善することを繰り返すことで、少しずつ強くなっていきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは、現在の状態をチェックし、できるところから改善を始めることが大切です。
このセルフチェックリストを使えば、自社サイトのどこに課題があるかを整理しやすくなります。
AIに選ばれるWebサイトとは、ユーザーにとっても分かりやすく、信頼でき、比較しやすいWebサイトです。
その状態を目指して、定期的に見直していきましょう。
ヒニアラタ編集部 監修: 馬庭 吾以千
ヒニアラタ編集部では地方の中小企業様のWeb活用をお手伝いするため、私たちが持っている専門知識を「コラム」という形で分かりやすく公開しています。 私たち自身が地方の企業であるからこそ分かること、感じることがあると思っています。