AIO/LLMO対策講座⑬! 外部からの評価や言及があるか? 〜AIに選ばれやすいWebサイトにするためのセルフチェックガイド〜
14. 外部からの評価や言及があるか
AIO/LLMO対策では、自社サイトの中だけでなく、外部からの評価や言及も重要です。
ユーザーが会社・店舗・商品・サービスを選ぶとき、自社サイトの説明だけを見て判断するとは限りません。
口コミ、レビュー、比較サイト、地域ポータル、SNS、業界団体、メディア掲載、取引先の紹介ページなど、外部の情報も参考にします。
AIも同じように、Web上にある複数の情報をもとに、会社やサービスを理解する可能性があります。
そのため、公式サイトだけを整えるのではなく、外部にある自社情報も確認することが大切です。
外部からの評価や言及には、次のようなものがあります。
- 口コミ
- レビュー
- 比較サイトでの紹介
- 地域ポータルサイトでの掲載
- 業界団体の会員ページ
- 公的機関や自治体の掲載情報
- メディア掲載
- 取引先や提携先からの紹介
- SNSでの言及
- 求人サイトの情報
- 地図サービスの情報
これらの情報が正確で、内容が充実しているほど、ユーザーもAIも安心して判断しやすくなります。
一方で、外部サイトに古い情報や誤った情報が残っていると、信頼性を下げる原因になります。
AIO/LLMO対策では、Web全体で自社情報がどのように見えているかを確認しましょう。
14-1. 外部サイトで正しい情報が掲載されているか
まず確認したいのは、外部サイトに掲載されている自社情報が正しいかどうかです。
公式サイト上の情報が正しくても、外部サイトに古い情報が残っていることがあります。
たとえば、次のような情報です。
- 旧住所
- 旧電話番号
- 旧社名
- 古い営業時間
- 提供終了したサービス
- 古い代表者名
- 古いロゴ
- 古いURL
- 閉鎖した店舗情報
- 過去の料金情報
このような情報が残っていると、ユーザーは混乱します。
AIや検索エンジンにとっても、どの情報が正しいのか判断しにくくなります。
確認するには、自社名、店舗名、サービス名、代表者名、住所、電話番号などで検索してみましょう。
検索例:
- 会社名
- 会社名 住所
- 会社名 電話番号
- 店舗名 営業時間
- サービス名 口コミ
- 会社名 旧住所
- 会社名 求人
- 会社名 評判
- 会社名 地域名
検索結果に出てくる外部サイトを確認し、情報が古い場合は修正を依頼します。
特に優先したいのは、次のようなサイトです。
- Googleビジネスプロフィール
- 地図サービス
- 業界ポータルサイト
- 地域ポータルサイト
- 口コミサイト
- 比較サイト
- 求人サイト
- 業界団体の公式ページ
- 公的機関や自治体の掲載ページ
すべてを一度に修正するのは難しいかもしれません。
まずは、ユーザーがよく見るサイトや、検索結果の上位に出るサイトから確認しましょう。
外部サイトの情報を整えることは、ローカルSEOにも、AIO/LLMOにもつながる基礎的な作業です。
14-2. 口コミ・レビュー・評価が蓄積されているか
口コミやレビューは、ユーザーにとって重要な判断材料です。
自社サイトにどれだけ良いことを書いていても、実際に利用した人の声がないと不安に感じるユーザーもいます。
AIが比較やおすすめの回答を作るときにも、口コミやレビューは信頼性を補強する情報になり得ます。
口コミやレビューが掲載される場所には、次のようなものがあります。
- Googleビジネスプロフィール
- 業界別の口コミサイト
- 予約サイト
- ECサイト
- 比較サイト
- SNS
- 地域ポータルサイト
- 求人サイト
- 自社サイトのお客様の声
口コミやレビューで大切なのは、数だけではありません。
内容の具体性も重要です。
たとえば、次のような口コミは参考になります。
- 何に困っていたのか
- なぜ利用したのか
- 実際に利用してどうだったのか
- 対応は分かりやすかったか
- 料金説明は納得できたか
- 利用後に何が変わったか
- どのような人に向いていると思ったか
一方で、次のような短い口コミだけでは、判断材料としてはやや弱くなります。
- 良かったです
- 満足です
- おすすめです
- 丁寧でした
もちろん、短い口コミもありがたいものです。
ただ、Webサイト上でお客様の声を紹介する場合は、できるだけ具体的な内容を掲載するとよいでしょう。
口コミを増やすには、利用後に自然な形でお願いすることが大切です。
たとえば、次のような方法があります。
- 利用後のメールでレビューをお願いする
- 店頭や受付で案内する
- 納品後やサポート後に感想を聞く
- アンケートフォームを用意する
- お客様の声として掲載許可を取る
ただし、口コミを集めるときは、虚偽のレビューや見返りを条件にした不適切なレビュー依頼をしてはいけません。
実際の利用者の声を、誠実に集めることが重要です。
口コミやレビューは、ユーザーにとってもAIにとっても、第三者から見た信頼材料になります。
14-3. メディア掲載・紹介記事・団体ページなどがあるか
外部からの言及として、メディア掲載や紹介記事、団体ページでの掲載も重要です。
自社サイトだけでなく、第三者のサイトに情報が掲載されていると、Web上での信頼性を高める材料になります。
たとえば、次のような掲載があります。
- 新聞社やWebメディアの記事
- 地域メディアでの紹介
- 業界メディアでの紹介
- 自治体や公的機関の掲載
- 商工会議所や業界団体の会員ページ
- イベント登壇情報
- セミナー開催情報
- 取引先や提携先の紹介ページ
- 導入事例としての掲載
- 受賞や認定の紹介
- 求人メディアでのインタビュー
こうした外部掲載は、ユーザーが信頼性を判断する材料になります。
AIにとっても、公式サイト以外の場所で一貫して情報が確認できることは、会社やサービスを理解するうえで役立ちます。
掲載実績がある場合は、自社サイトにも整理しておくとよいでしょう。
たとえば、次のようなページやセクションです。
- メディア掲載
- 外部掲載情報
- 受賞・認定
- 講演・登壇実績
- 団体加盟
- パートナー認定
- 取引・協力実績
掲載するときは、可能であれば外部ページへのリンクを設置します。
ただし、リンク先が古くなっていたり、削除されていたりする場合もあるため、定期的に確認しましょう。
また、外部掲載を紹介するときは、誇張した表現を避けることが大切です。
「紹介されました」「掲載されました」「登壇しました」など、事実に基づいて書きましょう。
第三者からの言及は、自社の信頼性を補強する重要な要素です。
14-4. 古い住所や電話番号が外部サイトに残っていないか
外部サイトの情報で特に注意したいのが、古い住所や電話番号です。
会社や店舗が移転した場合、公式サイトは更新していても、外部サイトに旧住所が残っていることがあります。
電話番号、営業時間、店舗名、代表者名なども同様です。
このような情報のズレは、ユーザーに大きな不安を与えます。
たとえば、ユーザーが地図サービスで旧住所を見て来店してしまったり、古い電話番号に連絡してしまったりする可能性があります。
AIが複数の情報源を見たときにも、公式サイトと外部サイトで情報が違っていると、どちらが正しいのか判断しにくくなります。
特に確認すべき情報は次のとおりです。
- 会社名、店舗名
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 定休日
- WebサイトURL
- 代表者名
- サービス内容
- 店舗写真
- 地図情報
- 閉店、移転、統合した拠点情報
確認するときは、現在の情報だけでなく、過去の情報でも検索してみるとよいでしょう。
たとえば、
- 旧住所
- 旧電話番号
- 旧社名
- 旧店舗名
- 旧URL
で検索すると、古い掲載情報が見つかることがあります。
修正が必要な外部サイトを見つけたら、可能な範囲で管理画面から編集したり、運営元に修正依頼を出したりしましょう。
一度にすべて対応できない場合は、検索結果の上位に出るサイトや、ユーザーがよく利用するサイトから優先して対応します。
外部情報の整合性は、地味ですが非常に重要です。
AIO/LLMO対策では、自社サイトだけでなく、Web上に広がる自社情報全体を整える意識が必要です。
14-5. 第三者から見ても信頼できる状態になっているか
最後に確認したいのは、第三者から見て信頼できる状態になっているかどうかです。
自社サイトでは、自社の魅力を自由に書くことができます。
しかし、ユーザーやAIが本当に知りたいのは、「その主張を裏付ける情報があるか」です。
たとえば、次のような表現があります。
- 豊富な実績
- 地域で選ばれている
- 専門性が高い
- 安心して相談できる
- 多くのお客様に支持されている
- 高品質なサービス
- 信頼のサポート体制
これらの表現を使う場合は、できるだけ根拠を添えましょう。
根拠になる情報には、次のようなものがあります。
- 実績件数
- 利用者数
- 継続年数
- 対応地域
- お客様の声
- 口コミ
- レビュー
- メディア掲載
- 受賞歴
- 資格
- 認定
- 加盟団体
- 導入事例
- 第三者機関の評価
- 公的機関や団体での掲載
たとえば、
「地域で選ばれています」
と書くだけでなく、
「○○市を中心に、地域の個人・法人から年間○件以上の相談を受けています。」
のように書くと、具体的になります。
「豊富な実績があります」
と書くだけでなく、
「これまでに○○分野で○件以上の支援実績があります。」
のように書くと、判断材料になります。
「安心して相談できます」
と書くだけでなく、
「初回相談では、料金、対応範囲、今後の流れを事前に説明しています。」
のように書くと、安心の理由が伝わります。
第三者から見て信頼できる状態とは、派手な宣伝文句がある状態ではありません。
事実に基づいた情報が整理され、外部からも確認しやすい状態です。
AIに選ばれるためには、自社サイト内の情報と外部サイトの情報が矛盾せず、ユーザーが安心して判断できる材料がそろっていることが大切です。
外部評価や言及は、自社では完全にコントロールできない部分もあります。
だからこそ、日頃から正確な情報発信を行い、利用者の声を集め、外部掲載情報を整え、信頼されるWeb上の状態を作っていくことが重要です。
ヒニアラタ編集部 監修: 馬庭 吾以千
ヒニアラタ編集部では地方の中小企業様のWeb活用をお手伝いするため、私たちが持っている専門知識を「コラム」という形で分かりやすく公開しています。 私たち自身が地方の企業であるからこそ分かること、感じることがあると思っています。