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AIO/LLMO対策講座⑪! 構造化データを活用しているか? 〜AIに選ばれやすいWebサイトにするためのセルフチェックガイド〜

この記事の目次

12. 構造化データを活用しているか

AIO/LLMO対策では、構造化データの活用も重要な要素の一つです。

構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンなどに分かりやすく伝えるためのマークアップです。

通常のHTML本文は、人間が読むための文章です。

一方、構造化データは、「このページは会社情報です」「これは記事の著者です」「これはFAQです」「これはパンくずリストです」といった情報の意味を、機械にも伝えやすくするためのものです。

構造化データを入れたからといって、必ず検索順位が上がるわけではありません。

また、構造化データを入れれば必ずAIの回答に使われる、というものでもありません。

しかし、Webサイトの情報を正しく理解してもらうための補助としては有効です。

特に、次のような情報は構造化データと相性がよいです。

  • 会社や店舗の基本情報
  • 記事情報
  • 著者や監修者
  • パンくずリスト
  • FAQ
  • 商品情報
  • レビュー
  • イベント情報
  • 求人情報

AIO/LLMO対策では、まず本文の情報を分かりやすく整理することが基本です。

そのうえで、構造化データを使って、機械にも意味が伝わりやすい状態にしていきます。

12-1. Organization / LocalBusinessで基本情報を伝える

会社・団体・店舗の基本情報を伝える構造化データとして、OrganizationやLocalBusinessがあります。

Organizationは、会社や団体などの組織情報を表すために使われます。

LocalBusinessは、地域に拠点を持つ店舗や事業者の情報を表すために使われます。

たとえば、次のような情報を伝えることができます。

  • 名称
  • URL
  • ロゴ
  • 電話番号
  • 所在地
  • 営業時間
  • 地図情報
  • SNSアカウント
  • 代表者や関連情報
  • 事業内容

地域の店舗や会社、来店型の事業、地域密着型のサービスでは、LocalBusinessの活用を検討するとよいでしょう。

一方、全国向けの企業サイトや団体サイトでは、Organizationが基本になる場合があります。

重要なのは、構造化データに書く情報と、実際にページ上に表示されている情報を一致させることです。

構造化データだけに情報を書いて、画面上には表示しない、という使い方は避けるべきです。

たとえば、住所、電話番号、営業時間などを構造化データに入れるなら、会社概要ページやフッターなど、ユーザーが見える場所にも同じ情報を掲載しましょう。

また、外部サイトやGoogleビジネスプロフィールの情報とも整合性を保つことが大切です。

構造化データは、間違った情報を補正してくれるものではありません。

もともとの情報が古かったり、ページごとに食い違っていたりすると、構造化データを入れても信頼性は高まりません。

まずは基本情報を正確に整え、そのうえでOrganizationやLocalBusinessを活用しましょう。

12-2. Articleで記事情報を伝える

コラム記事やお知らせ、解説記事などには、Articleの構造化データを使うことがあります。

Articleを使うことで、そのページが記事であることや、記事に関する情報を伝えやすくなります。

Articleで伝えられる代表的な情報には、次のようなものがあります。

  • 記事タイトル
  • 概要
  • 著者
  • 公開日
  • 更新日
  • 画像
  • 発行元
  • URL

AIO/LLMO対策では、記事の内容そのものが重要です。

しかし、それに加えて「誰が書いた記事なのか」「いつ公開された記事なのか」「いつ更新された記事なのか」が分かることも大切です。

特に、専門的なテーマを扱う記事では、著者情報や更新日は信頼性に関わります。

構造化データにArticleを入れる場合は、ページ上にも次のような情報を表示しておきましょう。

  • 記事タイトル
  • 公開日
  • 更新日
  • 著者名
  • 監修者名
  • 著者プロフィール
  • 参考情報

Articleの構造化データだけを入れて、本文上には著者や更新日が見えない状態は望ましくありません。

ユーザーが見ても、AIや検索エンジンが見ても、情報の発信元が分かる状態にすることが重要です。

また、記事の内容が古くなった場合は、本文を更新し、更新日も正しく変更しましょう。

古い記事に新しい日付だけを付けるのではなく、内容を見直したうえで更新することが大切です。

Articleは、記事コンテンツの意味を補助するためのものです。

良い記事本文と、正確な記事情報の両方があって、はじめて信頼性が高まります。

12-3. BreadcrumbListでサイト構造を伝える

BreadcrumbListは、パンくずリストを構造化データとして伝えるためのものです。

パンくずリストは、ユーザーが現在どのページにいるのかを理解するためのナビゲーションです。

構造化データとしてBreadcrumbListを入れることで、検索エンジンにもページの階層構造を伝えやすくなります。

たとえば、次のような階層です。

ホーム > サービス > 料金プラン

ホーム > コラム > 初めての方向けガイド

ホーム > 事例 > 導入事例

このような階層が整理されていると、サイト全体の構造が分かりやすくなります。

BreadcrumbListを使うときは、実際の画面上にもパンくずリストを表示しておくことをおすすめします。

構造化データだけに階層を書いて、画面上にはパンくずがない状態よりも、ユーザーにも機械にも同じ情報を見せるほうが自然です。

確認すべきポイントは次のとおりです。

  • トップページから現在ページまでの階層が自然か
  • カテゴリ名が分かりやすいか
  • URLが正しいか
  • 存在しないページを指定していないか
  • 構造化データと画面上のパンくずが一致しているか
  • スマートフォンでも見やすいか

BreadcrumbListは、直接的に問い合わせや購入を増やす要素ではないかもしれません。

しかし、サイト全体の情報構造を伝えるうえで重要です。

AIO/LLMO対策では、個別ページの内容だけでなく、サイト全体の関係性を明確にすることが大切です。

12-4. FAQPageで質問と回答の関係を伝える

FAQPageは、よくある質問と回答の関係を構造化データとして伝えるためのものです。

FAQは、AIO/LLMO対策と相性のよいコンテンツです。

なぜなら、ユーザーの質問に対して、短く分かりやすく答える形式だからです。

たとえば、次のようなFAQがあります。

Q. 初めてでも利用できますか?
A. はい、初めての方でも利用できます。初回は現在の状況を確認し、利用の流れを分かりやすくご案内します。

Q. 料金はいくらですか?
A. 料金は内容によって異なりますが、目安は○○円〜○○円です。詳しい金額は内容を確認したうえでお見積りします。

Q. 対応地域はどこですか?
A. ○○市を中心に、近隣エリアにも対応しています。遠方の場合はオンライン対応が可能か事前に確認します。

このようなFAQは、ユーザーにとってもAIにとっても理解しやすい情報です。

FAQPageの構造化データを使うことで、「これは質問で、これは回答です」という関係を明確に伝えることができます。

ただし、FAQPageを入れれば必ず検索結果で目立つ表示になるわけではありません。

検索エンジン側の仕様や対象サイトの条件によって、リッチリザルトとして表示されない場合があります。

そのため、FAQPageは「検索結果で目立たせるための裏技」と考えるのではなく、「質問と回答の関係を明確にする補助」と考えるのがよいでしょう。

FAQを作るときは、次の点に注意します。

  • 実際にユーザーが知りたい質問にする
  • 最初の一文で結論を答える
  • 必要に応じて条件や例外を書く
  • 料金、対応範囲、利用条件など重要な疑問に答える
  • 本文に表示しているFAQと構造化データの内容を一致させる
  • 古いFAQを放置しない

FAQは、AIに抜き出されやすい短い答えを用意するうえで非常に有効です。

商品・サービスページ、料金ページ、問い合わせページ、コラム記事などに関連FAQを配置すると、ユーザーの不安も減らしやすくなります。

12-5. 構造化データと画面上の本文を一致させる

構造化データを使うときに最も大切なのは、画面上に表示されている本文情報と一致させることです。

構造化データは、ページに書かれている情報の意味を補助するためのものです。

画面上にない情報を構造化データにだけ入れたり、実際の内容と違う情報を書いたりするのは避けましょう。

たとえば、次のような状態は問題があります。

  • 画面上の住所と構造化データの住所が違う
  • 画面上の料金と構造化データの料金が違う
  • 本文にないFAQを構造化データだけに入れている
  • 古い営業時間が構造化データに残っている
  • 著者名が画面上と構造化データで違う
  • 存在しないレビュー情報を入れている
  • 終了したイベント情報が残っている

このような不一致があると、検索エンジンやAIに誤った情報を伝える可能性があります。

ユーザーにとっても、信頼性を損なう原因になります。

構造化データを導入するときは、次の手順で確認するとよいでしょう。

  1. まず画面上の本文情報を整える
  2. 会社情報、記事情報、FAQ、パンくずなどを整理する
  3. 必要な構造化データの種類を選ぶ
  4. 本文と同じ内容を構造化データに反映する
  5. テストツールでエラーを確認する
  6. 公開後も定期的に見直す

構造化データは、AIO/LLMO対策の中では補助的な役割です。

最も重要なのは、ユーザーが見える本文に、正確で分かりやすい情報があることです。

そのうえで構造化データを活用すれば、検索エンジンやAIにとっても理解しやすいWebサイトになります。

ヒニアラタ編集部 監修: 馬庭 吾以千

ヒニアラタ編集部では地方の中小企業様のWeb活用をお手伝いするため、私たちが持っている専門知識を「コラム」という形で分かりやすく公開しています。 私たち自身が地方の企業であるからこそ分かること、感じることがあると思っています。

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