AIO/LLMO対策講座⑩! Webサイト内の情報がつながっているか? 〜AIに選ばれやすいWebサイトにするためのセルフチェックガイド〜
11. Webサイト内の情報がつながっているか
AIO/LLMO対策では、1つ1つのページの内容だけでなく、Webサイト全体の情報のつながりも重要です。
AIや検索エンジンは、ページ単体の情報だけでなく、サイト内のリンク構造や関連ページの関係も参考にして、Webサイトの内容を理解します。
ユーザーにとっても、必要な情報へスムーズに移動できることは大切です。
たとえば、商品・サービスページを見たユーザーは、次のような情報も知りたくなることがあります。
- 料金はいくらか
- 利用の流れはどうなっているか
- よくある質問は何か
- 実績や事例はあるか
- 利用者の声はあるか
- 問い合わせ前に準備するものは何か
- 他の商品・サービスとの違いは何か
これらの情報が別ページにある場合、適切にリンクされていなければ、ユーザーはたどり着けません。
AIにとっても、関連する情報がサイト内でつながっていないと、内容を整理しにくくなります。
AIO/LLMO対策では、ページをただ増やすだけでは不十分です。
関連する情報同士をつなぎ、サイト全体で「何について、どのような情報を持っているのか」が分かる構造にすることが大切です。
11-1. 関連するページ同士を内部リンクでつないでいるか
内部リンクとは、同じWebサイト内の別ページへ移動するリンクのことです。
内部リンクは、ユーザーが関連情報を見つけるためにも、検索エンジンやAIがサイト構造を理解するためにも重要です。
たとえば、次のようなリンクがあると便利です。
- 商品・サービスページから料金ページへ
- 商品・サービスページから事例ページへ
- 料金ページからFAQへ
- FAQから詳しい解説ページへ
- コラム記事から関連する商品・サービスページへ
- 事例ページから問い合わせページへ
- 会社概要ページから代表者プロフィールへ
- お客様の声から該当するサービスページへ
このように、関連するページ同士が自然につながっていると、ユーザーは必要な情報を探しやすくなります。
AIや検索エンジンも、サイト内で重要なページや関連テーマを理解しやすくなります。
内部リンクを確認するときは、次の点をチェックしましょう。
- 重要なページが孤立していないか
- トップページから主要ページへ移動しやすいか
- 関連する記事同士がつながっているか
- 商品・サービスページから料金やFAQへ移動できるか
- 古いページから新しいページへのリンクがあるか
- リンク切れがないか
- リンク先の内容が分かるテキストになっているか
特に注意したいのは、重要なページが「作っただけ」になっているケースです。
料金ページ、事例ページ、FAQページ、コラム記事などを作っても、他のページからリンクされていなければ、ユーザーも検索エンジンも見つけにくくなります。
AIO/LLMO対策では、重要な情報をサイト内で見つけやすくしておくことが大切です。
11-2. 商品・サービスページから事例やFAQへ移動できるか
商品・サービスページは、Webサイトの中でも特に重要なページです。
ユーザーが「この商品やサービスは自分に合っているか」を判断するページだからです。
そのため、商品・サービスページからは、関連する事例やFAQ、料金、利用の流れなどへ移動できるようにしておきましょう。
たとえば、商品・サービスページには次のようなリンクがあると便利です。
- 料金プランを見る
- 導入事例を見る
- 利用者の声を見る
- よくある質問を見る
- 申し込みの流れを見る
- 無料相談について確認する
- 資料請求する
- お問い合わせする
商品・サービスページだけですべてを説明しようとすると、ページが長くなりすぎることがあります。
その場合は、詳細情報を別ページに分け、内部リンクでつなぐと分かりやすくなります。
たとえば、商品・サービスページでは概要を説明し、詳しい料金は料金ページへ、よくある質問はFAQページへ、具体的な利用例は事例ページへ誘導します。
このように整理すると、ユーザーは自分の関心に合わせて情報を深掘りできます。
AIにとっても、商品・サービスの周辺情報が整理されているため、内容を理解しやすくなります。
特に、FAQと事例へのリンクは重要です。
FAQは、ユーザーが不安に感じやすい点に答えるページです。
事例は、実際にどのように利用されているかを示すページです。
この2つが商品・サービスページとつながっていると、AIは「この商品・サービスはどのような人に向いていて、どのような疑問に答えられるのか」を理解しやすくなります。
11-3. コラム記事から問い合わせや資料請求へ自然につながるか
コラム記事やノウハウ記事は、AIO/LLMO対策でも重要なコンテンツです。
ユーザーがAIや検索エンジンで調べものをしているとき、コラム記事が入口になることがあります。
たとえば、次のような記事です。
- 選び方の解説
- 費用相場の解説
- よくある失敗例
- 導入前のチェックリスト
- 専門用語の解説
- 手続きや流れの説明
- 地域や業界に関する情報
このような記事は、すぐに問い合わせにつながるとは限りません。
しかし、ユーザーが課題を認識し、比較検討を始める重要な入口になります。
そのため、コラム記事から次の行動へ自然につながる導線を用意しておくことが大切です。
たとえば、記事の末尾や途中に次のようなリンクを置きます。
- 関連する商品・サービスを見る
- 料金の目安を確認する
- 導入事例を見る
- よくある質問を見る
- 無料相談を申し込む
- 資料をダウンロードする
- 問い合わせる
- チェックリストを確認する
ただし、記事の内容と関係のない強引な問い合わせ誘導は避けましょう。
ユーザーは、まだ情報収集の段階かもしれません。
その場合、いきなり「今すぐお問い合わせください」と言われるよりも、「まずは料金の目安を見る」「関連する事例を見る」「チェックリストで確認する」といった導線のほうが自然です。
AI経由で記事にたどり着いたユーザーも、すぐに購入や問い合わせをするとは限りません。
だからこそ、記事から次の理解へ進める内部リンクが重要になります。
AIO/LLMO対策では、記事を単独で終わらせず、サイト全体の導線の中に組み込むことが大切です。
11-4. パンくずリストで現在地が分かるか
パンくずリストとは、ユーザーが現在どの階層のページにいるかを示すナビゲーションです。
たとえば、次のような表示です。
ホーム > サービス > 料金プラン
ホーム > コラム > 初めての方向けガイド
ホーム > 事例 > 小規模事業者の導入事例
パンくずリストがあると、ユーザーはサイト内での現在地を把握しやすくなります。
また、上位階層のページへ戻りやすくなります。
検索エンジンにとっても、パンくずリストはサイト構造を理解するための手がかりになります。
AIO/LLMO対策でも、サイト内の情報構造を明確にする意味で有効です。
パンくずリストを設置するときは、次の点を確認しましょう。
- トップページから現在ページまでの階層が自然か
- カテゴリ名が分かりやすいか
- リンク切れがないか
- ページの内容と階層が一致しているか
- スマートフォンでも見やすいか
- 構造化データとしても記述できているか
特に、コラム記事や商品・サービスページが多いサイトでは、パンくずリストが役立ちます。
記事がどのカテゴリに属しているのか、サービスの中のどのページなのかが分かりやすくなるためです。
パンくずリストは、目立つデザイン要素ではありません。
しかし、サイト全体の分かりやすさを支える重要な要素です。
11-5. サイト全体の情報構造が整理されているか
最後に確認したいのは、サイト全体の情報構造です。
Webサイトは、ページが増えるほど情報が散らかりやすくなります。
最初は数ページだけだったサイトでも、コラム、事例、FAQ、サービス紹介、お知らせなどを追加していくうちに、どこに何があるのか分かりにくくなることがあります。
情報構造が整理されていないサイトでは、ユーザーが必要な情報を見つけにくくなります。
AIや検索エンジンにとっても、サイトの専門性やテーマを理解しにくくなる可能性があります。
サイト全体を見直すときは、次のような主要カテゴリに整理できるか確認しましょう。
- 会社・団体情報
- 商品・サービス情報
- 料金・利用条件
- 事例・導入例
- お客様の声・利用者の声
- よくある質問
- コラム・お役立ち情報
- お知らせ
- 問い合わせ・予約・資料請求
それぞれのカテゴリが明確になっていると、ユーザーは必要な情報を探しやすくなります。
また、AIも「このサイトは何について詳しいのか」を理解しやすくなります。
情報構造を整理するときは、次の点を確認しましょう。
- 重要なページがメニューから見つけやすいか
- 似た内容のページが重複していないか
- 古いページが放置されていないか
- カテゴリ名が分かりやすいか
- 関連ページ同士がリンクされているか
- ユーザーの検討段階に合わせた導線があるか
- トップページから主要ページへ移動しやすいか
AIO/LLMO対策では、1ページだけを最適化するのではなく、サイト全体を情報のまとまりとして整えることが重要です。
情報がつながっているサイトは、人にもAIにも理解されやすいサイトになります。
ヒニアラタ編集部 監修: 馬庭 吾以千
ヒニアラタ編集部では地方の中小企業様のWeb活用をお手伝いするため、私たちが持っている専門知識を「コラム」という形で分かりやすく公開しています。 私たち自身が地方の企業であるからこそ分かること、感じることがあると思っています。