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ネット広告の仕組みはどうなってるの?表示される仕組みや収入の仕組みは?

ネット広告に参入したいけども、一体仕組みはどうなっているの?

初めてネット広告を使用して、集客をしようと考えている人にとっては不安だらけですよね。

というのも、テレビ広告や紙媒体などのローカルな広告であれば、どこに表示されるのか目で見て分かりますからね。

しかし、ネット広告はどこに表示されているのか、そもそも自分自身では確認ができません。

とはいえ、ネット広告の仕組みをきちんと理解出来ていれば、ネット広告への参入壁は格段に下がりますし、実はネット広告の方が集客に向いていた!なんてことは多々あります。

ですので、本記事ではネット広告とは一体何か、ネット広告の仕組みは一体どうなっているのか、徹底的に解説致しますので、ぜひご自身の事業に生かして下さいね。

ネット広告とは

そもそも、広告の中でもネット広告についてどれぐらいご存じでしょうか?

ネット広告は広い意味で文字通りネット上に表示される広告。

例えばYouTubeを見ている時に何度か表示される動画広告、調べ物をして様々なサイトを見ているとバナーとして表示される広告、無料のスマホゲームに多いですが、動画広告をみて特典を受け取ったりと、このようなもの全てネット広告と言われています。

広告と聞いて何を連想しますか?

今まで広告というとテレビCMや看板広告を思い浮かべがちでした。

しかし、テレビCMでは15秒の映像を地上波に出すだけで、数十万~数百万円以上かかることも少なくありません。

だからこそ参入障壁が高く、今でもCMで流れるのは大企業のCMが多いですよね。

さらにテレビCMの場合は審査が段階的にあり、その審査基準に沿っていない場合は広告を出すことすらできないので、広告を出稿するまでに時間がかかっていました。

看板広告についても同じく、申請してから審査、そして設置まで規模にもよりますが一週間近くかかる場合もあります。

ネット広告は右肩上がりで成長している!

しかし今回解説していくネット広告では「誰でも」「手軽に」「安く」「素早く」出稿することができるのが特徴です。

そして広告の形態も豊富で、

  • 文章広告
  • 画像広告
  • 動画広告

このように全ての方法をネット広告で利用することができるので、自分の商品に適した広告方法を実践することができます。

さらに金額も数百円~数千円から出稿することができ、出稿も当日~翌日とリードタイムが短く、効果が分かりやすいのもネット広告の特徴です。

その影響もあり、今では年間2兆円規模の市場とテレビメディア市場を超えています

さらにテレビが徐々に衰退している現状を鑑みてもネット広告はこれからも成長していくでしょう。

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年々拡大するネット広告の市場規模!今後を含めデータから予測する!

ネット広告は仕組みさえ理解することができれば安定した集客を実現することができる

ネット広告を使いたいけど種類が多すぎて分からない…

調べても「インプレッション」「リーチ」「ターゲティング」と意味不明な言葉が多くて理解できない!

このような疑問を持っているのでネット広告を使うことができないという方も、まずはネット広告の大まかな仕組みを理解しましょう。

この仕組みを理解せずに「とりあえず広告を出稿してみよう」と実践してしまうと損をしてしまいかねません

仕組みを理解することができれば、ネット上で安定した集客を実現することができる唯一のツールになりえます。

しっかりと理解しネット広告の全体像を把握していきましょう。

ネット広告の仕組み

それではネット広告の仕組みについて解説していきます。

ネット広告には様々な種類がありますが、その中で代表的な2種類の仕組みをご紹介します。

  • ターゲティング広告
  • リスティング広告

この2つの広告の仕組みさえ把握しておけば、ネット広告に必要な仕組みは網羅できます。

名前は違えど基本的な仕組みは今回解説する2つに似ているので、まずはそれぞれ理解していきましょう。

ターゲティング広告

まずはターゲティング広告です。

ネット広告でよく出てくる言葉といえばターゲティングです。

テレビCMや看板広告では広告費用はほぼ固定です。

だからこそ、どれだけ広くその広告を見てもらえるかが重要になります。

しかし、ターゲティング広告の場合は、広告費用は表示数(インプレッション数)やクリック数によって増減します。

表示数やクリック数によって費用が掛かってしまうと、多くの人に見せたい時は広告費用が固定の広告を利用したほうが総合的に得なんじゃないか?と思われるかもしれません。

ですが不特定多数の中でその広告に興味があって、申し込みや調べたりする方はほんの数%しかいません。

そこで、出稿したい広告を「どんな人に見せるのか」を指定し、その人に対して広告を表示させることができればより効率よく効果が見込めます。

この方法を行えるのが「ターゲティング広告」なのです。

ターゲティングでは「性別」「年齢層」「趣味」といった項目をそれぞれ属性ごとに分けており、例えば化粧品の広告を表示させたい場合にターゲティングを「女性」「20代~40代」「美容に興味がある」という条件にすると効果的に見えますよね?

逆に電子タバコの広告を出す時にターゲティングを「禁煙者」に絞ってしまうとほとんど興味を示されることはありません。

このように表示させる属性を選び、その対象に広告を表示させることで自分の商品が一体どういった人に対して興味が高いのかも把握することができ、広告の内容もその属性に近寄らせることができればさらに効果が見込めます。

では次にその属性はどのようにして把握しているのかを解説するためにクッキー(Cookie)について説明します。

クッキー(Cookie)とは?これだけ見ておけばクッキーの基礎が分かる!

それではクッキーについて解説していきますが、GoogleやYahoo、楽天等の会員サイトにログインしたとき、あなたは1日に何度ログインしているでしょうか?

ほとんどの人は1日に1回、またはログイン画面は表示されずに自動的にログインされていることが多いでしょう。

クッキーがユーザーのログイン情報や利用情報を自動的に保存することで、次回表示したときに全く同様の状況を再現することができます。

ログイン情報以外にもネットの閲覧情報を基にクッキーが端末に保存しています。

ネット広告ではこの閲覧情報を基にターゲティングや属性にマッチした広告を流しているのです!

今後クッキーを利用した広告表示が困難になる可能性がある!

2020年1月14日にGoogleから2年以内にクッキーを廃止すると発表されています。

Googleは1月14日(米時間)、広く普及しているChromeブラウザで、トラッキング用サードパーティCookieのサポートを「2年以内」に打ち切る計画を発表。

ウェブ閲覧をユーザーにとって、より安全にする措置だという。

今回の変更案は、広告のターゲティングやトラッキングで長年に渡ってCookieに依存してきたオンライン広告エコシステム全体を震撼させそうだ。

引用:DIGIDAY

ユーザーがログインを簡略化するために使用するクッキーは問題なく保存されますが、広告のターゲティングを行うためのクッキーは廃止される可能性があります

しかし、全てのクッキー情報を廃止するわけではなく、一部のクッキーが使用することができなくなるのでターゲティングが簡略化され、今まで広告を出稿している方でも数値が上昇する可能性もあります

ターゲティング広告の主な種類

ターゲティングを行えるネット広告で代表的なものはSNS広告Youtube広告Google広告があります。

純広告のように固定費用で一定期間広告を表示させるものはメディアの属性(例えば子育て関連の記事が多い、転職関連の記事が多い)を実際に見て把握することである程度のターゲティングは可能です。

しかし、ターゲティング広告のように属性を短期間で変更し、最適な属性を見つけるということはできないの注意が必要です。

リスティング広告

次にリスティング広告について解説します。

リスティング広告はターゲティング広告と違い、特定の検索キーワードをユーザーが検索した場合に広告を表示させることができます。

オークションでキーワードの出稿順位が決まる

リスティング広告も同様に、クリックで広告費が発生するパターンを選ぶことができますが、リスティング広告の代表的な仕組みとしてキーワードのオークション制があります。

例えば「ネット広告」というキーワードで広告を表示させたい時に「クリック単価をどれぐらいにするのか」を決め入札を行います。

そしてその入札によって、広告枠の順位分けを行い、1位から検索結果の上位に表示させていきます。

リスティング広告はキーワードによってはワンコインで入札を行うこともできますが、逆に競争率の高いキーワードによっては数万~数十万円の費用が掛かってしまう場合もあります。

出稿方法次第では、ターゲティング広告より単価が安く集客を行うことができるので自分の広告と相談して決めることがおすすめです!

初めてネット広告を使用する時はどれを使用したほうがいい?

ネット広告の種類と大まかな仕組みを解説してきましたが、ネット広告業界に参入し、集客をしていくのであればどのネット広告を使用したらいいのでしょうか?

これは一概にこれというものはなくそれぞれの状況に応じて、適切なネット広告を利用することで最大限の成果を出すことができます。

大まかなケースに分けてご紹介していきます。

少ない予算で広告を出稿したい場合

少ない予算で出稿したい場合はリスティング広告がおすすめです。

しかし、リスティング広告は前述でお話ししたようにキーワードによっては数万円単位と高額になってしまうので、その場合はターゲティング広告がおすすめです。

SNS広告などのターゲティング広告もいいですが、ターゲティング広告ではPDCAサイクルを回して最終的に最適化をするというフローが入るので初期費用はリスティング広告よりかさんでしまいます

PDCAサイクル

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。

引用:Digital Identity

継続的に安定した人数を集客したい場合

予算以上に毎日安定した集客を行いたい方はSNS広告、YouTube広告がおすすめです。

リスティング広告でも同様に安定した集客を行うことは不可能ではありません。

しかし、ターゲティング広告であるSNS広告やYouTube広告では翌日には効果が出るので、リードタイムが非常に短いです。

そのため、コストを含めて、メンテナンスが容易かつ短期間で安定した集客を実現することができるSNS広告やYouTube広告がおすすめです!

短期間で大量に集客をしたい場合

とにかく集客をする場合には、ここでは紹介していませんが、純広告がおすすめです。

こちらはこれからお話しする番外編で解説しているのでチェックしてみてください!

【番外編】ネット広告で収入を得る人はどうやって収入を得ているの?仕組みを解説

今まで広告主のためにネット広告の仕組みをお話ししてきましたが、ここからは番外編として広告を表示させるメディア側の収入の仕組みを解説していきます。

広告収入を得る方法は?代表的な3パターンを紹介

実際に広告で収入を得るためには大きく分けて3つの種類があります。それが

  • アフィリエイト
  • アドセンス
  • 純広告

です。それぞれ解説していきます。

アフィリエイト

「ネット 稼ぐ」と調べてみるとよく出てくるアフィリエイトという言葉ですが、基本的なアフィリエイトの方法として、紹介してもらいたい商品を自分のメディアで紹介します。

そこで販売できた数に応じて、販売手数料として売り上げの一部をもらうことがアフィリエイトです。

アフィリエイトを行いたい時は「ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)」というアフィリエイト仲介業者を利用することで手軽に自分のメディアに広告を表示させることができるため、初めてのメディア運営にはおすすめの方法です。

ASPも1つだけではなく数十社あり掲載商品数も数万点以上と、どのようなジャンルのメディアにも対応しやすいというメリットがあります。

アドセンス

次にアドセンス広告です。

アフィリエイトはASPが仲介業者として介入していましたが、アドセンスはGoogleが仲介業者として介入しています。

これは一度審査に通る必要がありますが、通ってさえしまえば、Googleから提示されたアドセンスのコードを埋め込むだけで自動的に広告を表示させることができます。

アフィリエイトは自分自身でどんな商品だったら販売できるのかを選ぶことができますが、アドセンスは決められたターゲティングによって表示される内容は変わるので自分で選ぶことができません。

メンテナンスを行う必要がないのがアドセンス広告の大きなメリットです。

アドセンス広告で収入を得る方法は広告をクリックすることで収入が発生する「クリック収益」と広告を表示させることで得ることができる「インプレッション収益」の2つがあります。

しかし、アフィリエイトと違い単価が安いのでメディアの閲覧数を増やさなければ安定した収入を得ることは難しいでしょう。

純広告

純広告は大手メディアに多い収入を得る方法です。

純広告では仲介業者が無く広告主と直接契約を結ぶことができるので融通が利き、収入単価も高額になりやすいことが特徴です。

純広告を出している大手メディアの例として「Yahoo Japan」がありますが、このメディアのトップに広告を表示させるためには1000万以上かかります。

それでも広告を出稿させたい企業が多くいるのでこの金額が成り立っています。

一方、個人で運営しているメディアの場合には数万~数十万円で広告枠を販売しています。

アフィリエイトやアドセンス広告では収入が安定しませんが、純広告を混ぜることによって日々安定した収入を得ることができるのでメディアを大きく成長することができたら取り組むべき稼ぎ方です。

まとめ

今回はターゲティング広告とリスティング広告の仕組みについてご紹介しました。

ターゲティング広告のターゲティングという仕様と、リスティング広告のオークションという仕様が初めてネット広告に触れる方は躓きやすいです。

しかし、広告で集客をするのであれば必ずPDCAサイクルを回し時間をかけてノウハウを蓄積していかなければいけません。

そのためにはまず今回解説したネット広告の仕組みをしっかりと把握していきましょう。

ターゲティングもあなた自身の広告にベストマッチするものもあれば、ネットで調べて見よう見まねで行っても思うように効果が出ないことも多いでしょう。

リスティング広告も同様で意外なキーワードが集客しやすいこともあります。

ネット広告の仕組みを理解して自分だけの広告の出し方を極めてみましょう!

下記の記事では、ネット広告とテレビ広告の違いについて、広告の種類と合わせて解説致しますので、合わせてご覧下さい。

ネット広告とテレビ広告の違いとは?種類を併せて解説!

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