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ネット広告の用語は全部覚える必要はない!押さえておくべきネット用語を全て紹介!

ネット広告をはじめ、デジタル化が現在まで休息に普及を始めています。

そんな中、ネット広告やWebマーケティングに参入したいけど、広告にも様々な種類があり、他にもよくわからない英文字ばかりの用語まで理解していないと何を言っているのかすら理解できないですよね。

そこでまずはネット広告やWebマーケティングに必須の用語から覚えておいた方がいい用語まで全てまとめました。

専門用語が多いので、難しいと思うかもしれませんが内容としては単純な用語がおおいのでしっかりと抑えていきましょう。

目次

広告の種類

ネット広告と言っても様々な種類があり、どのような場面で利用すれば良いのか分からなければ効果がないだけでなく、余計に費用もかかってしまいます。そのため、まずはどのような種類の広告があるのか見ていきましょう。

検索連動型広告

ユーザーが検索エンジン内で特定のキーワードを検索することで表示させる広告の種類。ユーザーが知りたい情報に対して広告が表示されるので、ユーザーの興味とマッチしやすい傾向があります。

行動ターゲティング広告(BTA:Behavioral Targeting Advertising)

ユーザーがこれまでに閲覧してきた行動履歴をもとにすることで、興味関心を持つユーザーを狙い撃ちすることができる広告のこと。狙って広告を見せることができるため無駄を省けるだけでなく、コンバージョンに至りやすいことも特徴です。

純広告

別名ディスプレイ広告とも呼ばれている広告で、広告枠を他社メディアから一定価格で買い取ることにより、特定期間表示する広告のこと。他社メディアが指定した広告費を支払うことでその期間は広告が表示されるため、運用型広告のように広告費が変動することがありません。しかし、一度表示されると広告を改善することができないため、広告に問題があると流入に期待しづらくなるというデメリットがあります。

アフィリエイト広告

広告では基本的に広告主とユーザーだけですが、アフィリエイトではその他に広告主から「アフィリエイター」と呼ばれる広告を出すユーザーと、商品を購入するユーザーの2種類に分けられます。アフィリエイターと広告主が直接交渉する場合もありますが、基本的には「A8.net」などのASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と呼ばれる業者を利用してアフィリエイトを行います。最大のメリットとして、成果が発生するタイミングを設定できるため、広告費を抑えて運用することができるようになっています。

インリード広告

ユーザーがWebサイト上でスクロールを行った際に、本来のコンテンツ間で広告が表示される広告の種類。文章、画像、動画など様々なコンテンツを入れることができるが、主に動画広告として利用されています。静止画に比べて目につきやすく、ユーザーが興味を持ちやすい傾向があります。インフィード広告とも呼ばれています。

コンテンツ連動型広告

Webサイト内のテキスト情報を分析することで、そのテーマに関連性の高い広告が表示される仕組み。サイト内のジャンルに近似した広告を表示させることでユーザーへのアプローチがしやすい傾向があります。

ブランディング広告(ブランド広告)

企業やサービスのブランドイメージを向上させるために使用する広告のこと。

ブースト広告

Webサイト上でアプリや商品の購入が行われた際に報酬が発生する成果報酬型広告の一つ、リワード広告を用いた別種の使い方のこと。アプリのランキングを一時的に急上昇させることを目的とした場合に用いられる手法です。

リスティング広告

検索連動型広告の別称でGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際に、検索結果の上部や下部に表示されるテキスト広告のこと。

リッチアド広告

主にアプリやバナー広告に利用されている画像広告のなかでユーザーがアクションを行える広告のこと。

例えば、ゲームアプリであれば広告の中で一度ユーザーに体験させることができるため、コンバージョンに繋がることを期待できます。

リマーケティング広告

自社サイトに一度でも訪れたユーザーに対して、閲覧したコンテンツに関連した広告を表示して、再度アプローチをかける仕組みのこと。

一度でも訪れているということはそのコンテンツに興味を持っている可能性が高いため、関連するものを紹介することでコンバージョンへと導きます。

ワード広告

スマホアプリで活用されていることが多く、ユーザーが決められた行動を取ることで報酬を得られる広告の手法。

よく利用されている例として、ゲームアプリ内で動画を見ることによってゲーム内のアイテムを取得できます。

Google広告

「Google AdWords」と呼ばれていたリスティング広告の一つ。Googleの検索エンジンを使用した際に検索結果に表示される広告のこと。

GDN(Google Display Network)

Google広告(Google AdWords)を用いることで、Googleが提供しているYouTubeやGmail、それ以外にもパートナーサイトなどに広告を表示させることができます。

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Webマーケティング指標としてよく出てくる用語

次に広告の指標として使用される用語です。ネット広告を運用する上でこの用語を知らない方は広告運用が上手くいかないというほど重要な用語ばかりです。

簡単な用語から少し複雑な用語までありますのでしっかりおさえていきましょう。

インバナーサーベイ

広告を閲覧したユーザーとそうでないユーザーのブランドに対する態度を比較することで、その差分を計測するディスプレイ広告の計測手法のこと。

広告バナーないでアンケートを使用するため、回答率が高いというメリットがありますが、その反面、設問数が少なかったり、誤クリックの可能性が発生するため精度が低いというデメリットがあります。

インプレッション(Imp・impression)

Webサイト上で表示された広告の回数のこと。

エンゲージメント(Engagement)

ユーザーが本当に興味があるのかを確かめるために用いる指標。例えば画像広告であれば、2秒間マウスカーソルを合わせるとエンゲージメントとしてカウントされる広告も存在する。

クリック(Click)

広告をクリックした回数のこと。

関連記事:ネット広告のクリック率とは?クリック率の平均や上げ方まで徹底解説!

コンバージョン(CV・Conversion)

購入な登録などWebサイトごとに設定した目標にユーザーが到達した際の到達数のこと。

フリークエンシー(Frequency)

1ユーザーに対してどれぐらいの頻度で広告を表示するかを表す用語。設定する数値の大小によって1ユーザーに表示させる広告の回数を調整できます。

リーセンシー(recency)

ネット広告ではフリークエンシーとして使用されることもある。広告をユーザーに配信する間隔のことで、配信間隔を適切に開けることでコンバージョンの向上が期待できます。

リーチ(Reach)

広告がどれだけのユーザーに届いたのかを確認する指標。UUと同義として扱われることが多い。

リードバナーアンケート

インバナーサーベイと同様に、広告を閲覧したユーザーとそうでないユーザーのブランドに対する態度を比較することで、その差分を計測するディスプレイ広告の計測手法のこと。

リードバナーアンケートでは、アンケート回答用のページに遷移して行うため、インバナーサーベイにデメリットである設問数や誤クリックの問題を解消しています。

ARPU(Average Revenue Per User)

ユーザー一人一人の平均売上金額であり、主にサブスクリプションモデルのビジネスで利用されている指標のこと。売上÷ユーザー数で算出できます。

ARPPU(Average Revenue Per Paying User)

ユーザー一人あたりの課金額の平均であり、アプリで主に利用されている指標のこと。売上÷課金ユーザー数で算出できます。

CPA(Cost per Acquisition)

顧客一人一人がCVに至るまでにかかる費用のこと。

計算式は、

CPA=広告費用÷CV数

CPC(Cost Per Click)

Webサイト上で広告がクリックされた際の1回毎の費用のこと。

計算式は、

CPC=広告費÷広告がクリックされた回数

CPM(Cost Per Mille)

Webサイト上で広告が1,000回表示されるたびに発生する費用を測る指標のこと。
計算式は、
CPM=広告費÷広告の表示回数×1,000

CTR(Click Through Rate)

Webサイト上に表示された広告の回数の中で、ユーザーがクリックした割合を測る指標のこと。

計算式は、
CTR(%)=クリック数÷広告の表示回数×100

CVR(Conversion Rate)

Webサイト上に訪れたユーザーが設定した目標に到達した割合のこと。

計算式は、

CVR=CV÷アクセス数

LTV(Life Time Value)

「顧客生涯価値」と呼ばれている指標であり、顧客が取引を開始してから終了するまでの間に、企業に対してどれほどの利益をもたらしたのかを算出することが目的となっている。

ROAS(Rerurn On Advertising Spend)

費用対効果とも呼ばれる、広告にかけた費用に対して得た売上を%で表す指標のこと。

計算式は、

ROAS=広告からの売上÷広告費×100(%)

ROASの値が高いほど売上が高く、この値を見ることでどの広告が適切なのか判断する材料にもなります。

ROI(Return On Investment)

投資利益率とも呼ばれており、ROASは「売上」、ROIは「利益」に対しての割合を算出できます。

計算式は、

ROI=広告からの利益÷ 広告費×100(%)

アクセス解析をする上で必ず抑えておきたい用語

次にネット広告を行う前段階、マーケティングの観点で必ず抑えておきたい用語について紹介していきます。

ネット広告に直接関係するモノは少ないですが、集客以前にマーケティングを確立しておくことでネット広告をしっかり運用するだけで利益ができる仕組みを作り上げることができます。

聞いたことがある用語もありますので少しずつ理解していきましょう。

直帰率

ユーザーがサイトに訪れた際に、そのセッション中に最初のページで何も行動せずにページから離れる割合のことを指しています。

離脱率

ユーザーがサイトに訪れたあとに、ブラウザを閉じたり、リンクから別ページに遷移した場合の割合のことを指しています。

アトリビューション分析

成果に直轄する情報だけを評価するのではなく、その過程に至るまでの道筋(広告からの流入から離脱など)を確認し、それぞれにどの程度効果があったのか可視化し、分析する手法のこと。

アトリビューションマネジメント

適切な予算の再配分をアトリビューション分析におけるコンバージョンの貢献度に応じて行うこと。

アトリビューションモデル

アトリビューション分析でどの点を評価するのかを決めるためのモデルのこと。終点・起点・線形・減衰・接点の5つのモデルがあります。

統合アトリビューション分析

オンラインだけでなく、オフライン施策も含まれているアトリビューション分析のこと。

サンクスページ

インターネット上でユーザーが商品購入や資料請求などの行動を起こした際に遷移するページのこと。

ユーザーへの感謝の言葉だけでなく、さらにおすすめ商品などを表示させることで、コンバージョンを高めることもできます。

セッション(訪問数)

ユーザーがWebサイトに訪れてから、サイトから離脱するまでの一連の行動のこと。

特定の条件がなければ何度入り直してもカウントされないため、PVに比べて少なく、UUよりも多くなりやすいです。

ビューアビリティ(Viewability)

ユーザーが実際に閲覧できる状態にあった広告のインプレッションの比率のこと。

広告インプレッションは従来であれば、ユーザーが見ていない場合でも広告がロードされた段階で費用が発生していたため、見られているいないに関わらずコストがかかるものでした。

しかし、ビューアビリティはユーザーが閲覧したかどうかを確認できるので、広告が無駄になっていないか把握できる重要な指標です。

リファラー

特定のWebサイトにユーザーが訪れる際に辿ってきた遷移元のWebサイトのこと。

ユーザーがどのようなサイトから訪れたか知ることができる、Webマーケティングにおいて重要な要素となります。

検索連動型広告・リスティング広告でよく使用する用語

リスティング広告をはじめ、検索型連動広告でも独自に使用する用語があります。

リスティング広告を少し調べていると、入札といった言葉やキーワードといった言葉が頻出します。

それでは検索型連動広告の用語について見ていきましょう。

検索エンジン

GoogleやYahoo!など、キーワードによってWebサイトやニュースなどの様々な情報を調べることができるプログラムのこと。

広告ランク

リスティング広告の掲載順位を決定する指標のこと。品質スコアが高く、クリック単価が安いほど広告ランクが高くなり、掲載順位が高くなる仕組み。

入札

キーワードで自身の広告がクリックされた場合に、どれだけのクリック単価を支払うのかを事前に設定すること。この入札順位によって広告の表示順位が変化します。

品質スコア(品質インデックス)

リスティング広告において、キーワードごとに1~10段階で品質を評価する指標のこと。

Google広告では「品質スコア」、yahoo!プロモーション広告では「品質インデックス」と呼ばれています。

オーガニック検索

自然検索とも呼ばれ、検索結果の広告枠以外の箇所のことを指しています。

スモールキーワード

検索数が少ないキーワードのこと。

ビックキーワードに合わせて使用されることが多く、検索内容を絞れるため、コンバージョンを増やしやすいというメリットがあります。

ミドルキーワード

ビックキーワードとスモールキーワードの中間にあり、ある程度の規模の検索数を誇るキーワード。

ビックワードに比べて競合が少ないため、中小サイトでも十分に検索結果にて上位表示をさせることが可能なため、重要なキーワードです。

ニッチキーワード

競合が少ない隙間を狙ったキーワードのこと。

検索数に対して競合が少ないため、検索エンジンにおいて上位に表示させやすく、効率的にコンバージョンやアクセスを増やすことも可能です。

ビッグキーワード

検索エンジン上で検索される回数が多く、流入する期待値が高いキーワードのこと。

しかし、期待値が高い分競合が多いため検索結果にて上位表示させることが難しくなっています。

ページランク(PageRank)

Googleが使用しているWebページの順位を決定する指標の一つで、学術論文のように引用(Webサイトからのリンク)が多いサイトの評価が高まる仕組みのこと。

しかし、とにかくリンクを貼っただけ、という質より量を重視すると評価の向上は望めないでしょう。

ロングテールキーワード

競争の激しいビックキーワードなどの単一のものではなく、複数(3~4つ)キーワードを合わせたものを指します。

検索数は上記で説明したキーワードと比べて少ないですが、その分コンバージョンが高くなっています。

リンクジュース

特定のWebサイトが別のサイトにリンクを張った際に、リンク先に与える一部の「価値」のこと。

このリンク元が有名サイトなどの質が高いものであった場合、Googleからの評価が高まりやすくなっています。

リンクポピュラリティ

Webサイトにあるリンクの質と量を元に評価する指標のこと。

この考え方で代表的なのがGoogleの「ページランク」です。

この考え方を利用したアルゴリズムは様々な検索エンジンで使用されています。

TD(Title & Description)

検索結果の一覧に表示されたリスティング広告のタイトルと説明文のこと。テキスト部分を工夫することでクリック率を改善することも可能です。

リマーケティング広告で抑えておきたい用語

リマーケティング広告はCookieが重要な役割を担っています。

Cookieといっても一つだけではなく、複数の種類があり、リマーケティング広告は仕組みを理解していないと、適切に使用することが難しい広告の一つです。

そこでリマーケティング広告でよく出てくるCookieについてまとめました。

ファーストパーティクッキー(1st Party Cookie)

Webサイトに訪れているユーザーにそのドメインから直接発行されるCookieのこと。

サードパーティクッキー(3rd Party Cookie)

Webサイトに訪れているユーザーにそのドメイン以外から発行されるCookieのこと。

ITP(Intelligent Tracking Prevention)

ユーザーのプライバシー保護を目的に開発された機能であり、Appleが提供しているWebブラウザ「Safari」にのみ搭載されているトラッキング防止機能のこと。

ITPはCookieの機能を制限するため、Cookieを利用しているリターゲティング広告などの広告が影響を受けています。

ネット広告で使われる略語集

ネット広告で使用される英文字の略語はかなり多くあり、マーケティング指標から、アクセス解析のための用語、ページを作成するための用語など多種多様です。

そこで指標等の用語以外でも抑えておくべき用語を紹介します。

CRO(Conversion Rate Optimization)

コンバージョン率最適化(Conversion Rate Optimization)の略称。

LPの改善などがあたり、文言の修正やキャンペーンなどで離脱を防ぐことでコンバージョン率を向上させていくことが重要です。

CTA(Call To Action)

日本語で「行動喚起」の意味を持つ、Webサイト上でユーザーに行ってほしい動作まで誘導する手法のこと。

ボタンが目立つようにカラーを変えたり、動作を入れるだけでもコンバージョン率が向上するため積極的に利用すべき手法です。

DMP(Data Management Platform)

インターネット上の様々なデータやログデータを一括管理するためのプラットフォームのこと。

一括管理した膨大なデータによって、より細かなターゲィングを行うことができます。

DSP(Demand-Side Platform)

広告主が広告収益を最大化させることができるプラットフォームのこと。

予算やターゲティングを設定することでDSPが費用対効果の高い広告配信を行ってくれます。

LP(Landing Page)

Web広告やオーガニック検索から遷移することが多い1枚の縦長なWebサイトのこと。

特定の商品やサービスの購入を誘導するような紹介ページとなっています。

LPO(Landing Page Optimization)

LPができていたとしてもユーザーのニーズに合っていなければコンバージョン率は高くなりません。

このように、ニーズに合わせてLPを改善していくことをランディングページ最適化といいます。

PMP(Private Market Place)

指定された広告主と掲載媒体のみで行う広告取引市場のこと。

RTBでは全ての広告主が参加できるため、広告の内容を選べないという問題がありましたが、PMPでは指定した広告主に限定できるため、メディアに不適切な広告を弾くことができるメリットがあります。

SEM(Search Engine Marketing)

検索エンジン上で行われるマーケティングの総称のこと。

SEO(Search Engine Optimization)

「サーチエンジン最適化」の略語であり、Webサイト内のコンテンツを最適化することで、検索エンジンにおける検索結果で上位に表示させることができます。

SERP(Search Engine Result Pages)

検索エンジンでユーザーが検索した際に表示される検索結果画面のこと。

上位表示させることでアクセス数が増やすことができるため、その対策として行われる施策がSEOと呼ばれています。SERPsとも言われます。

SMO(Social Media Optimization)

ソーシャルメディアを利用することで、自社コンテンツへのアクセス増加や外部リンクの会得などを行う施策のこと。

SSP(Supply-Side Platform)

DSPでは広告主でしたが、SSPでは広告主ではなく広告掲載メディアの収益を最大化するためのプラットフォームです。

広告枠はオークションで購入されますが、入札額がより高いものが自動的に選ばれるため、費用対効果が高くなります。

UGC(User Generated Contents)

「ユーザー生成コンテンツ」と呼ばれている、企業に関係のない一般のユーザーによって作られたコンテンツのこと。

SNSの投稿や写真、ブログなどが当てはまります。

広告全般で使用される用語

ここまで様々な広告に特化した用語、そして略語について紹介してきましたが、それ以外にもまだネット広告を始める、運用する段階で目にする用語があります。

ここではそのようなネット広告全般で使用される用語について紹介していきます。

被リンク(バックリンク)

自社のWebページなどのURLリンクがその他のWebページに貼られること。

この被リンクが多いほど検索結果で上位表示が行われやすくなるため、重要なSEO対策の一つです。

アドネットワーク

複数の広告媒体(Webサイト)をまとめ、広告配信用のネットワークを作成することで複数サイトに広告を配信する手法のこと。

わざわざ個別に広告を設定する必要がなく、業者に依頼することでリスクを減らしながら多くのWebサイトに広告を配信することができます。

アドエクスチェンジ

アドネットワークごとにまとめられていた広告配信の仕組みや課金方式を統一した広告取引市場のこと。

「入札型インプレッション課金」に統一することで、より効率的かつリーズナブルな広告枠の売買が可能になりました。

アドベリフィケーション

Web上に配信した広告が閲覧されているのか、ブランドイメージが低下してしまうような不適切なサイトに掲載されていないかなどを確認し、配信のコントロールを行うツールのこと。

インデックス

Webサイトや画像などの情報をクローラー(インターネット上で情報を収集するプログラム)が収集した情報をデータベースに書き込むこと。

インビュー(In View)

表示された広告がユーザーの目にする位置にあるインプレッションのことであり、ビューアブルインプレッションやアクティブビューと同様の意味を持つ用語です。

インプレッションシェア

広告が表示される可能性があった回数に、実際の表示回数で割った割合のこと。

この数値が高いほど機会損失が少なくなります。

オーディエンスターゲティング

広告枠への配信を行うことではなく、オーディエンスデータ(Cookieで収集された情報)をもとに人をターゲットとして広告配信を行う手法のこと。

ブランドリフト

ブランディング広告に触れるユーザーと触れないユーザーを分けて比較することで、広告に触れたユーザーがブランドに対する認知や購買意欲が向上したのか測る指標のこと。

フロアプライス

RTB取引(リアルタイム入札)における最低落札額のこと。

SSPを設定することで、設定した金額よりも低い場合は入札されることがなくなります。

Automated Guaranteed

PMPの取引方式の一つ。Unreserved Fixed Rateと同様に固定単価のマーケットですが、こちらは在庫予約機能があるため、事前に広告枠を確保することができることが特徴です。

Unreserved Fixed Rate

PMPの取引方式の一つ。

オークションではなく在庫予約機能がない固定単価のマーケットのこと。

固定単価のため予算が組みやすいですが、広告枠の予約ができないことが特徴です。

知っておくと便利な用語

最後に必須ではありませんが、ネット広告について調べたりするとたまに出てくるような用語を纏めました。

ネット広告に対しては直接影響しない用語もありますので頭の片隅に留めておきましょう。

広告インジェクション

広告を不正に挿入し表示させることで、Webサイト所収者に対して無断で広告収入を得る詐欺行為のこと。

アドインジェクションとも呼ばれ、インジェクタと呼ばれる悪意のあるプログラムを用いて、ブラウザの拡張機能などに仕込むことが多く、気づくことが難しくなっています。

アドフラウド

不正に広告収入を得るために行われる詐欺行為のこと。

ボットを利用したクリック偽装やページをリロードすることでインプレッションを稼ぐなど様々な手法が存在しています。

カスタマージャーニー

顧客が商品の購入に至るまでにどのような道筋を辿ってきたプロセスのこと。

どのような手段で商品を知ったのか、知ることによって思考にどのような変化が訪れ、購入するに至ったのかを細かく可視化し、分かりやすく図化したものを「カスタマージャーニーマップ」といいます。

シーケンス配信(シナリオ配信)

同一ユーザーにフリークエンシーをコントロールすることで、商品やサービスのストーリーを伝えることができる手法のこと。

ピギーバック(PiggyBack)

日本語で「背負う」や「便乗」という意味を持つ用語で、サーバーなどからサイト内に埋め込まれているタグを呼び出す際に、別のタグも動作させる仕組み(この動作のことを「タグの発火」と表現する)のこと。

CRM(Customer Relationship Management)

顧客と良好な関係を構築することで、それぞれの顧客から得られる利益を最大化することを目的とした仕組みのこと。

MA(Marketing Automation)

人では対応するために膨大な時間がかかっていたマーケティングの流れを自動化した仕組みのこと。

顧客や見込み客が行った行動を収集蓄積することで、顧客に合わせた情報を最適なタイミングで届けることができるようになっています。

VAST(Video Ad Serving Template)

日本語で「動画広告掲出テンプレート」と呼ばれる、IAB(Interactive Advertising Bureau)が定めた動画広告用の標準企画のこと。

動画広告のURLや遷移先のURL、再生数やクリック数のデータの送信先などの仕様が定められています。

これによりVASTに対応しているメディアで広告を配信することができるようになっています。

VPAID(Video Player-Ad Interface Definition)

IAB(Interactive Advertising Bureau)が定めた動画広告企画の一つ。

動画広告内で別の動画の再生、SNSのシェアボタンの設置など、VASTに比べてより豪華でインタラクティブな表現ができるようになっています。

用語は運用しながらだと意外と簡単に覚えられる!

様々な用語を一つずつ説明していきましたが、いかがだったでしょうか?

知らない用語ばかりで見るのも嫌になるかもしれません。

しかし、ネット広告に参入するのであれば必須の用語もたくさんあります。

そういった方は、まずネット広告を始めてみましょう。そして実際に触れてみることで出てくる用語を調べながら運用してみましょう。そうすることで、あまり苦労せずに用語を抑えられます。

全て暗記する必要はありません。これらの用語は全てやっていれば身につく用語ばかりですので、迷ったらネット広告を始めてみましょう!

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