ネット広告はどんなタイミングで出稿するのが効果的?よくある失敗と効果的なタイミングを解説!
集客をする上で必ずと言っていいほど利用するのが広告ですね。
その中でもここではネット広告についてお話ししていきますが、ネット広告はテレビCM等と違い、時間関係なく設定することができます。
自由度が非常に高いのがネット広告の特徴ですが、広告を出すタイミング次第では一切効果がないことも・・・
今回はネット広告はどのタイミングで出すと効果が出やすいのか、時間のタイミングだけではなく事業で広告を出すタイミングについても解説していきます。
目次
ネット広告は出稿を自分のタイミングで決めることができる!
広告というと新聞に同梱されている紙の広告、そしてテレビCMを連想しますがこの種類の広告では時間を指定することができません。
すぐに広告を出したいと思っても、CMの場合だと審査だけで1週間はかかってしまいます。
しかし、ネット広告の場合は早ければ即日に広告を打ち出すことができるので結果までのリードタイムが非常に速いです。
そんなネット広告の特徴について解説します。
掲載する日程を何度も調整できる
ネット広告の最大の特徴は掲載する日程を逐一調整することができる点です。
テレビCMや折り込みチラシといった広告媒体であれば基本的にユーザーが見る時間帯に左右され、そもそも見られないということも珍しくありません。
その見られない広告に広告費を固定で支払うことになるので決して効率がいいとは言えません。
さらには、その広告を準備するために審査やチラシのレイアウトを規約通りに決めたりと手間がかかることが多いです。
しかし、ネット広告では当日から出稿することができるので早くても翌日にはその成果が目に見えて分かります。
その日程についても、この日は広告の数値が悪くなることが予想できるようだったらその日は出稿せず、別の日にしたりできます。
このように日程をいつでも調整することができるのがネット広告の特徴です。
掲載する時間帯も決めることができる
日程を変更することができるのがネット広告の特徴とお話ししましたが、日ごとだけではなく時間帯も変更することができます。
詳しくは後述しますが、後時間帯を変更することで広告のクリック率が上がったり、逆に下がったりします。
一見便利に見えますが、ネット広告はかなりの知識やノウハウが必要です。
この知識やノウハウがない状態だと数値が悪くなりがちです。
しかし、しっかりと知識とノウハウを蓄積することで安定したクリック率を実現することができます。
ネット広告は簡単に出稿できるが見られないと意味がない
ネット広告は非常に簡単で誰にでも使用することができ、多くの人に認知させるツールとしては抜群の性能を誇りますが、ただ「ネット広告はすごいから使ってみよう」という方にはおすすめできません。
クリックされるのはほんの一部の広告だけ!
この記事を読んでいるあなた自身も1日の中で、ネット広告をクリックする場面はあるでしょうか?
基本的に間違えてクリックする以外に自ら広告をクリックすることは非常に少ないです。
これからお話ししていくことですが、ネット広告は平均的にほんの数%しかクリックされることがないので、そのクリックされる広告自体は意外と少ないです。
広告を見られるにはどうするべきなのか
それでは広告を見られるためにはどのようにしたらいいのか。
これは意外と簡単です。
それはユーザーのタイミングに合わせるということです。
タイミング?と思いがちですが、タイミングとはユーザーが広告をしっかりとチェックできる状況を整えている時のことを指します。
例えば仕事中に合わせて広告を表示するようにしてもユーザーはその広告をしっかりと見るでしょうか?
休憩中や何もない休日なんかに広告を表示すると意外とクリックされやすく、多種多様なジャンルの中からそのタイミングを探すことが広告を見られる近道になります。
出稿するタイミングを間違えると失敗しやすい
いざ広告を出稿してみても効果が芳しくないことは珍しくありません。
その原因としてはターゲティングが適していなかったりとタイミング以前の問題はありますが、今回はタイミングについてお話ししていきます。
メンテナンスをすることで改善することができる
どの時間帯に広告を出稿したのか次第で結果はかなり変動します。
具体的な数値でクリック率を挙げますが、平均的なクリック率の数値はネット広告の種類次第ですが、高くて4%~5%程度、低いもので0.5%の方がクリックしています。
ただでさえ低く思える平均値ですが、出稿するタイミングが適切でないとこれより数値が下がることも・・・。
最悪の場合は表示される回数だけ増え、クリックされずに広告費だけが増えていくという悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ定期的にクリック率等の数値をチェックし、ターゲティングを変更したり、広告を表示する時間帯を変更したりとメンテナンスを行うことで改善することができます。
ネット広告のメンテナンスを行うべきタイミング!
さて、メンテナンスについて触れましたが、そもそもメンテナンスを行うべきタイミングは、どのような場合に行えば適切なのか解説します。
今回ご紹介する基準はあくまでも参考なので絶対というわけではありませんので注意してくださいね!
クリック率が週単位で平均値以下
まずはクリック率が長期間平均値を下回っている状況が続いている場合です。
ネット広告は成果が出るまでのリードタイムが短いので、改善する頻度を高くすることで徐々にブラッシュアップされ広告自体の品質が高くなります。
純広告であれば広告費が固定なので広告を出稿して掲載期間が終了するまで中々改善することができませんが、ディスプレイ広告やリスティング広告ではほぼリアルタイムで改善をすることができるので、数値が想定より悪い場合などに即時修正を行うことができるようになります。
純広告とは?
純広告は、大手Webメディアが広告枠を販売していることがありますのでその広告枠を買い取り、自分の広告を表示させる方法です。
大手メディアは日々閲覧する方が多く、そのようなメディアに広告を出すことで自分の商品やメディアに流入させることができるの安定した流入を期待することができます。
クリック以降のコンバージョンが低い
これは広告を表示された後の商品を購入する時点のお話しになりますが、クリックされた後に商品を購入する数値が想定以上に低い、もしくは低い傾向にある場合に考える手法です。
基本的にネットで商品を販売すると購入まで到達する割合は数%程度だと言われています。
その中で購入する割合が低い場合は、
- そもそも商品にマッチする属性が適していない
- 広告の内容と商品が乖離している
などのことがが起こりえます。
この改善方法はネット広告だけではなく、マーケティング上の全ての要素を見直すことが必要となりますが改善せずに進めてしまうと最終的に損をしてしまうので早めにメンテナンスを行うようにしましょう。
実際にネット広告を出稿するときに考えること
それでは実際にネット広告を出稿したい時にどんなことを考えるのかをお話しします。
これからお話しすることを無視してネット広告を出稿してしまうと高い確率で失敗しますので必ずチェックしておきましょう。
どんな属性が興味をそそられるのか考える
まず第一に自分の商品、広告がどんな層に対して訴求力が高いのかを考えましょう。
分かりやすい例として「スキンケア」を題材にしますが、
美白乳液を商品として集客したい場合、どんな属性に打ち出せば効果があると思いますか?
極端に抽象度を高くすると「女性」に対して広告を出すと女性の悩みであるスキンケアという言葉に興味を惹かれるユーザーが多そうなイメージですよね。
逆に「男性」に対して広告を出したときには若い男性やスキンケアに興味のある一部の男性にしか訴求をすることができません。
このように、まずは自分が販売したい商品に対してどんな人が興味があるのかを調査してみましょう。
ネット広告を出稿する時間を決める
属性を決めたところで次に出稿する時間帯を決めましょう。
ユーザーからするとどんな時に広告を見てみようと思うでしょうか?
それは「暇な時間」もしくは「スマホやPCで自由にネットサーフィンをしている時間」です。
しかし、この時間帯は属性によって違っているのでそれぞれの属性に応じてどの時間帯が適切なのかを推測しなければいけません。
これも例を出しますが、一般的な会社員だとどの時間帯が自由な時間なのでしょうか?
想像してみましょう。
一般的な会社員が自由に携帯やPCを触る時間は、
- 通勤時間
- 昼休み
- 帰宅時間
この3つが簡単に想像できます。
ということは、その時間帯に広告を表示させることができればクリックされやすい状況を作り出すことができます。
時間帯はいつでもいいと思いがちですが、それこそ「損」の原因になりかねません。
広告を出稿したときに、ユーザーに表示された時点で広告費が発生します。
だからこそ1日中表示させるのではなく、より効果的な時間帯に表示させることを心がけましょう。
ネット広告は出稿するだけではなく、タイミングを意識すると効果が上がる
この記事では、ネット広告のタイミングについてお話ししてきました。
ネット広告は簡単に自分のメディアや商品を認知させたり販売させたりすることができる反面、決まったタイミングが無いからこそ「これ!」といったタイミングを掴みづらいのが欠点でもあります。
しかし、この欠点は知識やノウハウ、また想像力で補うことができ、すぐにメンテナンスができ、改善しやすくこれからますます発展していく広告形態なので、自分の広告の効果を上げたいという方は必ずタイミングを意識するようにしましょう。