みんなの広報Blog

広告費より手数料が高い!?|島根で始める、ネット広告(1)

「興味はあるけど、どうすれば良いんだっけ?」とよく聞かれるのがネット広告

検索キーワードに連動するもの、バナー画像を表示するもの、FacebookやInstagramなどのSNSに掲出するもの・・・、いまや数多くの種類や媒体があり、一般のお客様からすると「よく分からないもの」の代表格になってしまった感があります(島根県だけでしょうか・・・)。

そこで今回は複数回に分けて、ネット広告の仕組みや種類を島根県内の事情を踏まえながらご紹介していきます。

広告費より手数料の方が高い!?

広告費を安く抑えて始められるのがネット広告の特徴の一つと言われています。

ネット広告は、TVCMや新聞雑誌のように媒体側が設定した価格ではなく、広告主側に「いくらまで払えるか」を自分で設定させ、その条件によって広告表示するかが決まる入札型が中心になります。

しかしながら、他社との競合が発生する入札型の価格設定では、条件次第で「思ったほど広告が表示されない」といった場面にも遭遇します。また、広告ごとに各種の数字(クリック率、表示回数、成約率など)が出てきますので、効果の高い広告に絞って掲出するなどが可能になります。

そのため、ネット広告ではいわゆる「広告の運用」が必要になってきます。広告の状態を定期的に確認しながら、予算を調整したり、文言を変えたりといった作業が発生するのです。

広告を運用するための「運用手数料」

上のような事情で発生する運用手数料ですが、もちろん全てを自前で行うのであれば必要ありません。

しかし、「よく分からない」の代表格であるネット広告について、社内に運用スタッフを確保できる島根県内の企業さんは稀なため、弊社のような代理店に依頼して頂く格好になると思います。

さて、そんな運用手数料ですが、計算方法は広告費の「◯%」という形が一般的です。

広告費が多いと出来る施策が多く、それに伴って作業工数も多くなるからです。

基本的に運用手数料には「最低価格」がついている

しかしながら、安価で始められるネット広告において「広告費の◯%」という値付けをしてしまうと、設定される広告費によっては、ほとんど手数料をとれない事も考えられます。

そこで、最低価格の設定が行われる場合が多いようです。およその場合、月額30,000円〜100,000円までの間になっていると思いますが、会社によって内訳が異なる場合があるようです。

例えば最低月額が10万円と高いけれども、バナー画像のデザイン制作費やレポート作成費、打ち合わせの交通費などが含まれている場合もあれば、最低額は安くてもその他の費用が全て別途という事もあります。

その結果、逆転現象がおきる・・・

こうした価格設定があるネット広告ですから、例えば運用費30%(最低額50,000円)というような代理店に任せる場合、仮に広告費を30,000円/月という少額な設定をすると、広告費の30%=9,000円となるため、最低額の50,000円に届かず、

広告費:30,000円
手数料:50,000円(手数料の方が高い・・・

というような現象が起こってくるというわけです。

ただ、最近ではTVCMや折込広告、新聞雑誌などの代わりとしてネット広告を出す場合も多く、始めは少額で運用を開始された場合でも、途中から一定の予算がつくことが多くなっている印象ですので、今後はこうした事も減ってくるかもしれません。

なお、弊社提供のサービス「みんなのネット広告」では、運用費15%(最低額50,000円)から承っております。

その他、費用がかかりそうな項目

運用手数料の他に必要になりそうな費用として、

  • 各種の初期設定費用
  • バナー画像のデザイン費
  • レポートの作成費
  • 訪問時の交通費等

などが考えられます。

初期設定は何をする?

広告を出稿するやめには、GoogleやFacebookといった媒体にアカウントを用意する必要があります。初期設定費は、こうした広告アカウントを要したり、効果検証のためのアクセス解析設定をするのに必要です。

媒体の設定費用が含まれるため、多くの代理店で出稿する媒体数に応じた費用を加算されます。

バナー広告には欠かせない画像デザイン費

画像を表示するタイプの広告では、その画像を作成・デザインする必要が必要です。一般的には複数のタイプを用意しておき、広告運用の中で効果の高いものを残していく格好になります。

そして残った画像に対して、さらに別の画像を用意して効果を競わせ(A/Bテスト)、次第に広告の精度を高めていきます

このため、バナー画像のデザイン費は最初に必要になるだけでなく、広告を運用していくなかで何度も発生する可能性があります。

レポートの作成費

広告運用の結果をレポートにして出力してもらう費用です。一般的には毎月レポートを発行してもらい、状況を確認することが多いと思います。

基本的に運用レポートは前月と比較するような形で数字を出してくれますが、何かの都合で数年前の数値を取り出してきて比較するというように、定形の枠を超えたレポートを作成したい時には、毎月のレポート作成費とは別にレポート作成費がかかる事があります。

訪問時の交通費

訪問時の交通費は、コンサルティング契約を結んでいれば不要な場合も多々ありうようですが、代理店の所在地から離れた場所に訪問するときには交通費を相談されることがあるようです。

島根県には離島もあり、さらに東西に長いため「本土からフェリーにのって隠岐の島を訪問する」、「松江から益田を訪問する」といった場合には、その費用を実費で請求さることがあります

まとめ

今回はネット広告にかかる費用について、運用手数料を中心にご紹介しました。次回は広告の種類についてご紹介する予定です。ぜひご覧ください。

まずは、お気軽にお問い合わせください