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島根県の制作価格はいくらくらい?【後編】|今さら聞けない、島根で作るホームページ(3)

前回、デザイン、HTMLコーディング、CMSのセットアップ費用について、島根県内の相場をご案内しました。

統計をとったわけではありませんので、経験則的な部分がありますが、それほど大きく外してはいないと思います。

それでは前回の続きから始めていきましょう。

※全ての制作会社が料金を公開しているわけではないので、統計をとったわけではありません。また、これまで弊社で独自で調査した情報も加味されています。

ドメイン・サーバーに関する費用

ホームページのURLで「◯◯.com」「▲▲.co.jp」などを見たことがあると思います。これはドメインと呼ばれているものです。

世界中に沢山あるサーバー(インターネットにつながったコンピュータ)の中で、どのサーバーにホームページの情報やメールの受信箱があるのかを、わかりやすく示すために使われています。

一般的には、自社のことを示す分かりやすいドメイン名を取得することで、ホームページやメールのアドレスに使用しますが、「早いもの勝ち」のルールで運用されていますので、すでに他社が使用しているものは使うことが出来ません。

特に短い文字列や、名字に由来するような文字列(toyotaなど)は、すでに使用されていることが多く、島根県内の企業様だとドメインの頭に「matsue-」「izumo-」「shimane-」など、地名を付け加えて取得することが多いようです。

ドメインには諸費用含んで数千円(年額)かかる

このドメインですが、毎年管理団体に利用料を支払う仕組みになっています。多くは制作会社を経由して支払うことになり、手数料を含めて3,000〜8,000円/年くらいで収まるようです。

(ドメインの取得・管理するような専門のサービスもあり、そちらだとドメインを千円以下でも取得できるようですが、制作会社等が介在しないため契約や設定の手続きは全て自社でやる必要があることや、2年目以降の価格が初年度と違うことがあるようです)

価格の差については、ドメインの種類(co.jp、.org、.jp、.comなど)によって金額が異なるほか、取得したドメインを実質的に使えるようにするDNSサーバーの利用料によっても金額が異なるようです。

レンタルサーバー、企業サイトなら1,500〜5,000円くらいが多い

ホームページの情報をインターネット上に置いておくことで、色々な人にホームページを見てもらえるようになるわけですが、この「ホームページの置き場所」の事を一般的に“WEBサーバー”と呼んでいます

WEBサーバーは自社で用意すると、初期費用はもちろん、維持管理コストなども大きいことから、特に事情がない限りはレンタルするのが一般的です。このレンタルできるサーバーのことを「レンタルサーバー」と呼び、月額または年額でレンタル費用を支払います。

レンタルサーバーは500円/月など低額のものもありますが、ビジネスで利用することを考えると1,500〜5,000円/月のものが選ばれるようです。

価格の違いは速度やディスク容量(ホームページやメールで使える保存領域)、付随するサービス(メール関連、セキュリティ関連)等の内容の差です。制作会社と相談しながら、ホームページの規模や使い方、その他、求められる要件によって、どれを使うか決めることになります。

写真や動画の撮影費

ホームページで使う写真や動画。既存の素材を利用すれば安く済みますが、制作会社に撮影から発注をすると、どのくらい費用がかかるのでしょうか。

プロのカメラマンなら5〜10万円は必要。被写体や拘束時間によって大きく差が出る写真撮影

写真撮影の場合、会社やお店の様子などカメラマンに来てもらう場合と、商品などを預けてスタジオで撮影してもらう場合があります。

実際の会社や店舗に来てもらう場合、カット数もさることながら交通費や拘束時間が加味されます(◯時間まで、といった制限が見積書に記載してあったりします)。また、照明機材を持ち込むような撮影の場合、そうした機材にかかる費用やアシスタントの人件費が含まれます。

次に商品などをスタジオに持ち込むような場合ですが、こちらもロケの時と同じようにカット数とは別の要素があり、ライティング(証明配置)の設定回数などで見積金額が異なるようです。

スタジオで撮影する場合、撮影するのは(シャッターをきるのは)一瞬ですが、実はそこまでの間で多くの技が使われています(構図、レンズの種類、カメラとの距離、それらの条件で撮影するための証明位置など)。

同じ構図、証明でバシバシ撮影できるものと、商品ごとに設定しなおす場合とでは、当然費用が異なるのです。

ディレクション費、営業費

この2つの費用、中身が大分違うので一緒にするのは少し気が引けますが、一般の方からみたら「よく分からない費用」だと思いますので、最後にまとめてしまいました。

ホームページ制作の肝。WEBディレクション。

ディレクション費は進行管理費などと呼ばれることもある費用で、ディレクターの人件費になります。

WEBディレクターとは、建築や工事でいうところの「現場監督」的なポジションになり、クライアントの意向を整理し、制作チームを指揮管理して制作業務を前に進めるのが仕事です。

「クライアントの抱えている課題はなにか」「どうすれば解決できるか」という広義の意味でのデザイン職でもあり、制作の進行を管理して予算内で制作を完了させるマネージャーとしての立場も持ち合わせています。

クライアントが求めるホームページが出来るかどうかは、そのディレクターによって左右されるといっても過言ではありません

そうした仕事内容であることから、これまで見てきた具体的な値付けがある費用(デザイン費、コーディング費、写真撮影費など)と違い、制作するホームページの「規模」によって費用が決まってくる費用です。

つまり「◯円」と決まっているのではなく、全体の「◯%」という具合にパーセンテージで表されることが多い費用です。島根県の相場だと安いところで5%程度です。全国的には15〜30%くらいと言われていますので、少し安い感じがしますね。

営業費、見積に記載がない場合も?

文字通り、営業費はクライアントとの契約締結までにかかる費用(契約書の印刷費から印紙代など)ですが、全体にうっすら乗っているイメージで、個別の項目として入っていない場合が多くあります。

個別の項目として入っていないからといって、無料ということではないのですが、営業費がかからない場面(他のクライアントからの紹介があり、営業費が安く済んでいる場合など)では、そのぶん「ご紹介あり」というようにして、値引き処理をしてくれる場合もあるようです。

まとめ

いかがでしょうか? ここまで見てきたように、ホームページはしっかりとしたものを作ろうと思うと、実は結構な費用が必要になります。

当社で提供しているサービス「みんなのホームページ」は、こうした費用を出来るだけお得になるように組み合わせ、割安にした制作パッケージです。

ホームページ制作をお考えの皆様、ぜひ一度ご検討くださいませ。

まずは、お気軽にお問い合わせください