みんなの広報Blog

今後のネット広告は動画が主流になる!?おすすめの動画広告の種類を解説!

ネット広告にはディスプレイ広告やバナー広告など様々な種類の広告がありますが、その中でも近年成長を続けているネット広告の種類に「動画広告」があります。

今回はその成長を続けている動画広告について、動画広告の種類から使われ方、これから動画広告を作りたい方のために抑えておくポイントなどを解説していきます。

ネット広告の中でも動画広告は急激に成長している

今まではリスティング広告やバナー広告のような文章や画像でユーザーに訴求する広告のシェアが高い傾向にありました。

しかし、近年ではネット広告の中でも動画広告がシェアを伸ばしており、2014年では全体の約3.8%と市場の中でも小規模でしたが、2020年になると全体の20%を占めるほど爆発的に成長を遂げています。

ビデオ(動画)広告が前年比157.1%の3,184億円となり、大きく伸長

インターネット広告媒体費全体を広告種別の構成比でみると、ビデオ(動画)広告が約20%を占めるまでに成長し、前年比157.1%の3,184億円となった。また2020年には前年比113.0%の3,597億円になると予測。

引用:denthu「2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」

ではなぜ急に動画広告が成長してきたのか、解説していきます。

動画広告が急成長を遂げた要因とは?

動画広告が急成長した要因は複数ありますが、一つずつ見ていきましょう。

文章や画像主流の時代から動画主流の時代に変化した

まず第一に動画主流の時代に変化したという点です。

わかりやすい例としてはYouTubeです。

YouTubeのユーザー数は2020年で月間アクティブユーザーだけで20億人、2018年の月間アクティブユーザーは18億人でしたが、そこから1年あたり1億人のアクティブユーザーを獲得していることになります。

しかし、これはアクティブユーザーという一ヶ月に一度でもYouTubeにアクセスしたかという指標です。

毎月変動があるかもしれませんが、地球の人口が77億人ということでその中の約40%近くが利用しているという結果が出ています。

文章や画像よりインパクトを与えやすい

次に広告主側の話になりますが、広告を出稿する意図として認知させたい、広告を出すことで商品を販売したいといった思いで出稿しているはずです。

ところが、なかなか文章や画像だけではユーザーに強みを理解させづらい商品やサービスがあるのも事実です。

しかし、動画を用いることで短期間で商品やサービスを認知させ、興味を示しやすくすることが可能です。

例えば車の販売サイトが分かりやすいですが、動画広告が普及する前は販売車をまとめた本を見たり、サイトでも整備担当者の一言や画像が多かったです。

ですが、現在では車内や車外の状態も動画にしてアップされていたり、3Dを使用して車内の印象を見ることができ、興味を示しやすくしています。

画像広告以上にクリックされやすい

これは先ほどお話ししたインパクトを与えやすいという点と繋がりますが、インパクトを与えることで「何だろう?」、「これってどういう商品なのか」、「クリックして疑問を解決したい」という思いがユーザーの中で生まれます。

そうするとクリック率は相乗的に伸びていきます。

さらに興味付けまで行った後のもう一押しが動画で行うことができるので、今まで興味があるけど結局スルーしたという方へのアプローチまででき、今まで流入してきたユーザー以外の新規獲得もしやすいのが特徴です。

ネット広告で使用される動画広告の種類

ここからはネット広告で使用されている動画広告の種類について紹介していきます。

インストリーム広告

ユーザーの中で最も馴染み深い広告の種類です。

例えばYouTubeを再生するときに再生される広告のことをインストリーム広告と呼びます。

このインストリーム広告はYouTubeの普及によって現在は最も主流になっている動画広告の種類です。

動画広告の中では唯一、再生された場合、音声がONになっているので、音声でのインパクトも狙いやすいです。

インストリーム広告の中でも種類がある

一概にインストリーム広告といってもその中にも種類があり、広告をどのようなタイミングで再生させるのかによって、以下の3種類の広告に分かれます。

  • プリロール広告
  • ミッドロール広告
  • ポストロール広告

それぞれの広告は単純で、意味は以下の通りです。

  • プリロール広告:ユーザーが本来見たい動画の「前」に再生する広告
  • ミッドロール広告:ユーザーが動画を見ている「途中」に再生される広告
  • ポストロール広告:ユーザーが動画を見た「後」に再生される広告

そして、この3つの広告の中にも動画形式として

  • スキップバブル広告
  • ノンスキップバブル広告

この2つの種類があります。

YouTubeで広告を再生したことがある方は体験したことがあるかもしれませんが、意味は以下の通りです。

  • スキップバブル広告:数秒後(一般的には5~6秒後)にスキップすることができる広告形態
  • ノンスキップバブル広告:その逆でスキップすることができない広告形態

長時間スキップできずユーザーに不満が溜まらないようにスキップバブル広告は15秒を超える広告、ノンスキップバブル広告は15秒以内という制限があります。

どのタイミングに、どの形態でユーザーに見せるかで効果は変動する

それぞれの広告の種類についてお話ししましたが、パターンとしては6パターンしかありません。

しかし、その6パターンで効果は全く異なります。

ユーザーからは不満が溜まることも

どのタイミングに広告を再生させるかによって、ユーザーへの届き方は異なります。

さらに、その広告を設定するのは本来ユーザーが再生するであろうメディア主(YouTuber)に委ねられてしまいます。

例えば、10分の動画で1分ごとにミッドロール広告を出すという設定にしたときにユーザーはどう思うのでしょうか?

ユーザー目線から考えてみると最初の内はあまり気にならないかもしれませんが、最終的には流れる広告全てをブロックするほど広告に対して不満が溜まっていく可能性があります。

メディアの元締め(YouTuberであればYouTube)側でユーザーの不満にならないようにできるだけ対策を講じているようですが、未だにユーザーの不満が溜まるような広告の表示方法をしている方もいるのでこのようなリスクを考えながら広告を出稿しなければいけません。

インバナー広告

次にインバナー広告です。

インバナー広告はメディアの空きスペース(広告枠)に表示させる広告ですが、一般的には画像広告が多いです。

しかし、このインバナー広告には動画も表示することができます。

ここで動画を表示することによって、文章や画像が基本のWebメディアの中で動画という動きを与えさせることができ、認知付けを行いやすいのが特徴です。

メイン導線の邪魔になりにくい

インストリーム広告ではメインとなる動画を再生する前に動画を表示させてしまうため、確実に数秒は広告を見られる反面、鬱陶しいと感じてしまわれることがあります。

しかし、インバナー広告の場合は本来の記事は文章や画像なのでユーザーの導線を阻害せずに表示させることができます。

そのインバナー広告も以前までは画像広告が多かったのですが、技術の進歩によりインバナー広告内でも動画を流すことが可能になったため、動画を用いることで広告内で動きを表現することができ、ユーザーからの目に留まりやすくなりました。

インバナー動画広告の場合にはインストリーム広告と違い、動画再生時の音声はデフォルトでOFFの状態になっています。

だからこそ、音声で興味付けを行うような音楽系の広告は苦手な部類に入ります。

インリード広告

最後に現在最も注目されている広告タイプのインリード広告です。

インリード広告はSNSやメディアでスクロールをして動画を表示させたタイミングで動画を再生するという仕様の広告です。

今まで紹介してきた動画広告の種類の中でも、近年成長率が著しい広告の種類です。

成長を続けている背景は?

今までインストリーム広告が主流となり、現在もインストリーム広告は動画広告市場の中でも50%~70%近く占めていますが、徐々に効果が下がってきているとも言われています。

その最も大きな理由の一つがユーザーの広告離れです。

インストリーム広告でお話ししたように、広告報酬欲しさに過度に広告を詰め過ぎていたり、サービス元(YouTubeなど)の仕様変更で、今までは短い動画1つ流すだけで見たい動画を再生することができていましたが、現在は2つの動画を見なければ再生できないといったユーザーにとっては大きなデメリットになったりとインストリーム広告に対するユーザーの印象は非常に悪いものという印象を受けているのが背景にあります。

広告ではなく投稿と錯覚させることができる

インリード広告の大きなメリットは他社の投稿と錯覚させることができる点です。

例えばTwitterやFacebookといったタイムラインを見るSNSではその日の投稿をスクロールしながら見ていくことが多く、空き時間にTwitterやFacebookを見てるユーザーはかなり多いです。

そこでインリード広告を利用することで認知付けとしてほぼ確実に見られるようになります。

今後もYouTubeではクリエイタープログラム(広告報酬を得ることができるYouTuber)以外にもインストリーム広告を表示するという施策をアメリカから順次行っているようなのでインストリーム広告への抵抗感は更に拡大すると考えられます。

そこでインリード広告を利用することでいち早く成長の波に乗ることができればインストリーム広告以上の効果を見込むことができるかもしれません!

広告のフォーマットには注意

インリード広告は広告の仲間ではありますが、先ほどもお話ししましたが、一般投稿と錯覚させる効果があります。

動画を投稿する時にでも文章(YouTubeの場合はタイトル)を含めた投稿をしなければいけません。

そこで注意点が、通常の広告のフォーマットで文章を作ってしまうとインリード広告では不自然になる可能性があります。

広告でよく使用される文章として、「気になったら下をクリック」という定型文があります。

通常の広告であればあまり不自然ではありませんが、これが投稿内に入っていると非常に不自然に感じてしまいます。

最悪の場合はスパムと同様にされてしまう可能性もありますので、できるだけ一般の投稿に近い文章で広告を出稿するようにしましょう。

インバナー広告との違いは?

インバナー広告との違いは明確に2つあり、

  • 画面を表示させただけでは動画を再生しない
  • 広告枠ではなくSNSのタイムラインやメディアの本来の記事の中に表示させる

このような違いがあります。

インバナーは動画をスクロールせずとも強制的に再生するので画面に表示されていればほぼ全て再生されるのでその中の見どころを再生させることができ、最初は興味が無かったが途中から気になってしまいクリックするということも起こりえます。

対照的にインリード広告は画面上に表示させることで動画が再生されるので確実に一から再生させることができ、スクロールをして動画が画面上から消えたタイミングで停止されるので常にユーザーにとって動画の内容が繋がった状態で表示させることができます。

この2種類の広告は両方ともデフォルトで動画がOFFになっているのは共通ですが以上のような違いがあります。

どのような企業が動画広告を使用している?

今まで代表的な動画広告の仕様について解説してきましたが、実際にどんな動画広告があるのか、どんな動画広告が成功しやすいのか実例を挙げて紹介していきます。

その例の中でどういった点でユーザーが注目するのかについても解説します。

日清

まずはカップラーメンなどで人気の日清です。

日清は日本では同業界でもかなりのシェアを誇っていますので、世界に向けて認知度を広げるために動画広告を使用しています。

動画広告の内容

プロテニスプレイヤー錦織圭選手を起用し、木刀でテニスを行い世界の選手からポイントを奪取しているシーンが特徴的な内容です。

そこで日本人の錦織圭と日本企業でもある日清をかけてカップヌードルのCMを宣伝するという内容です。

出典:YouTube「“侍”錦織圭が木刀でエアK! 日清カップヌードルCM」

認知度の拡大に成功した要因は?

それではなぜ認知度の拡大に成功したのか、実際にはただ錦織圭選手が木刀でテニスをしているだけです。

しかし、それが世界的には非常に高評価になります。

世界へ向けて広告を出すのであれば日本語を多用すると外国人はあまり見ない傾向があります。

そこで一切字幕無し、錦織圭選手という世界でも有名なテニスプレイヤーがラケットではなく、木刀を使用してテニスをしているというインパクトを与えることができます。

さらに錦織圭選手がラーメンを食べると、ファンの方で日清を知らない人でも「このような商品を食べている」という認知を与えることができます。

これが日清の動画広告で成功した要因の一つです。

NTTドコモ

NTTドコモの動画広告はインストリーム広告でもかなりの頻度で流れていました。

その内容は突拍子もないような3秒でエビフライを作るといった内容でした。

動画広告の内容

文字通りたった3秒でエビフライを作成するために巨大な装置を利用して、生のエビをセット、そして、エビを発射したタイミングで小麦粉や火を打ち上げて発射から3秒でエビフライが作られるという何とも謎な動画広告でした。

出典:YouTube「「3秒クッキング 爆速餃子」篇」

動画が成功した要因

この動画広告は3秒クッキングとして第2弾に餃子も3秒で作っています。

広告だけではなく、公式サイトで公開された動画も1ヵ月も経たずに1000万再生を突破しています。

動画広告

出典:YouTube「「3秒クッキング 爆速餃子」篇」

この動画が成功した要因として圧倒的なアイディアとクリエイティブが挙げられます。

誰も考えたことが無く、突拍子もないようなことを真面目に大掛かりに作るということが視聴者には非常に印象に残る広告でした。

それを証明するように、世界的なCMなどを評価する国際広告祭で3ジャンルの賞を受容しています。

日清のように有名な方を起用することなく、アイディアとクリエイティブだけでこのような結果を生み出すことができるので、アイディアとクリエイティブは非常に大切と実感できる動画広告の一つです。

アニメーション広告

出典:YouTube「大成建設CM:「ミャンマー」篇」

次に一企業だけではなく様々なサービスで活用されているのがアニメーション広告です。

アニメーション広告は2020年になりコロナウイルスの影響で在宅ワークも増え、撮影する機会も少なくなりました。

そこで普及してきたのがアニメーション広告です。

アニメーション広告は専門の業者へ外注することで実写以上の短期間で納品され、クオリティも安定した動画が作られるので非常にコスパに優れた動画広告と言えます。

コストを削減できる

アニメーション広告のメリットとして第一にコストを削減できる点です。

今まで紹介した錦織圭選手が起用された動画広告、3秒クッキングに関しては、起用して日程調整、撮影日には数時間以上撮影を行う必要があります。

3秒クッキングではCGを一切使用していないので設置、起動して、万が一失敗した場合には再度設置して・・・と繰り返さなければならず、最悪の場合1日で撮影が終了しない場合があります。

そうなってしまうと撮影だけで数十万~数百万、更には数千万のコストがかかってしまいます。

しかし、アニメーション広告の場合は素材を準備し、編集に組み込むだけ、撮影は一切必要はなく、必要なことと言えばナレーション程度です。

1分ほどのナレーションであれば10万以内で外注でき、自分自身でもナレーションを入れることは撮影より手軽に行うことができます。

ユーザーに見せるテンポを調整することができる

次にユーザーへ見せるテンポを簡単に調整することができる点です。

実写の場合は撮影した段階である程度のテンポを決めて撮影をしなければいけません。

そこでもし、修正したい事柄が発生した場合には手直しにコストがかかってしまうのが実写です。

撮影段階のミスだったりスピードを変えたい場合には基本的には再度撮影しなければいけない場合には追加でコストを支払わなければいけません。

しかし、アニメーション広告の場合には動画モデルから選ぶことで大まかな構成を決めることができます。

そして、細かな修正であっても業者次第ですが、コストをかけずに手直しを行うことができ、ナレーションでも撮影と比べてほぼどこでも取り直すことが可能なのでアニメーション広告に特化した業者も増えています。

動画広告を作成する時に抑えておくべきポイント

それでは、ここから実際に動画広告を作成する方に対して、どんなことに着目して作成していくのかについて解説していきます。

動画広告は有効的な反面、クオリティなどが中途半端な動画であれば文章や画像広告の方が効果が高い場合もありますので、これから動画広告を作成したいという方はしっかりと解説しますので押さえておくようにしましょう。

数十秒でメッセージを伝えなければいけない

まず動画広告の条件として数十秒の中に伝えたいメッセージを組み込まなければいけません。

例えばインストリーム広告の場合は、スキップバブルとノンスキップバブル広告で動画の長さは異なり、ユーザーが動画を絶対に見るノンスキップバブル広告の方が圧倒的に認知度は上がります。

広告は長すぎるとユーザーにはマイナスな要素になり、短すぎると何を伝えているのか理解されづらいです。

だからこそ、その絶妙な時間配分でユーザーに適切にメッセージを伝えることが動画広告を作成する上で大切な要素になります。

コンセプトを明確にする

動画広告だけではなく、動画を作成するときに、まず最初に決めなければいけないことはコンセプトを決めることです。

コンセプトを決めておかなければ、この後にもお話ししますが内容が二転三転してしまい、ユーザーは結局何を伝えたいのか分からないという状態に陥ってしまいます。

作者自身も作成中に「ああしよう」、「こうしよう」と内容が二転三転してしまうことがあり、結果的に着地地点(動画の締め部分)が不透明となることで、中途半端なクオリティの動画が作られてしまいます。

まずは必ずコンセプトを決め、そのコンセプトに忠実に動画を作成するようにしましょう。

1動画1メッセージ

どんな動画を作る時でも守らなければいけないことが、この1動画1メッセージというルールです。

その理由として「人間は同時に複数の情報を理解することができない」という特徴があるからです。

1つの動画にいくつも情報があると、最終的に何を伝えたいのかを理解してもらうことができません。

世の中でヒットしていく動画やテレビ番組、CMはコンセプトを一つに絞り、そのコンセプトに忠実に作成しているので、多くのユーザーに受け入れられやすいものになっています。

文章や画像も1メッセージにする

動画についてお話ししてきましたが、文章や画像でもこの前提は変わりません。

広告はユーザーにどれだけ情報を伝えられるかが重要になりますが、必ず1つの広告で1メッセージという前提を守るようにしましょう。

広告主は、そもそも商品やサービスを知っているので、複数の情報を出してもすんなり理解することができますが、ユーザーはまっさらな状態から認知し始めるため、1つのメッセージでどれだけ興味付けを行えるかが重要になります。

独自性を持たせる

広告全般に言えることなのですが、広告業界に参入してくる企業や個人が増加しており、様々な広告が作られてきました。

そこで動画を作成するときに気を付けなければいけないのが二番煎じになることです。

様々な動画や広告を見ていく中で「この見せ方は良いな」「この発想は無かった」など、他の動画や広告からアイディアを貰うことがありますが、自分自身の動画になった場合にはそのまま自分の商品やサービスに流用してはいけません

いわゆる丸パクリですね。

必ずその中でも独自性を入れることが重要になります。

独自性を入れないと・・・

では独自性を入れなかった場合には何が起こりえるのか考えてみましょう。

ユーザーは最初に入った印象が強く残り、それ以降はその印象と比較する傾向があります。

そこで独自性が無かった場合には、自分の動画広告はユーザーに響くことはほぼ皆無と言っていいでしょう。

単純に他の動画のアイディアを流用しているだけなのでユーザーはその元ネタの印象が強く、競合相手の動画広告の印象をさらに強くしてしまうだけになります。

クオリティ<独自性

動画を作成するときには一定のクオリティが必要ということをお話ししましたが、重要なのはそれよりも独自性です。

最近の動画広告ではわざとクオリティを下げることによってユーザーに興味付けを行われることもあります。

独自性を入れるためには様々な情報や広告を見て目を養っていくことで「どのような動画広告であれば効果が高くなるのか」ということを自然と考えることができます。

動画広告を作成する前には競合相手の動画広告をよくチェックしておきましょう。

動画広告の費用相場は?

動画広告を作る時に注意すべきポイントについて解説してきましたが、実際に動画を作成するときには完璧な知識とまではいかないものの、動画編集などのスキルが必要になります。

しかし、このスキルを身に付けるだけでもかなりの時間と費用が掛かってしまいますが、ここで手軽に動画広告を作成することができる方法が外注です。

外注費用の相場から自分で作成したときの大まかな費用などについて解説していきます。

実写なのかアニメーションなのか

まずは実写なのかアニメーションで文字を入れたり音声を入れたりするのかによってかなり費用が変動します。

まず実写の場合はどんな準備が必要なのか、

  • 撮影機材
  • 撮影場所
  • 演者

簡単に挙げてもこれは必ず必要になります。

撮影機材をスマートフォン、撮影場所を自宅、演者を自分自身にするとほぼノーコストで撮影をすることができますが、先ほど「動画を作成する時に抑えておくべきポイント」でお話ししたように、独自性を持たせて、ユーザーが見ても一定のクオリティで伝わりやすい動画ができるのかを考えましょう。

できるだけコストを抑えてユーザーに伝えやすい動画を作成したい場合にはアニメーションで表現するのがおすすめです!

アニメーションであれば、構成さえできていれば撮影の時間は一切なしにすぐに動画作成に着手することができ、比較的短時間で動画を作成することができます。

しかし、アニメーションになると技術力次第でクオリティが極端に変動してしまいがちです。

最初は撮影~編集まで一括で行ってもらえる外注がおすすめ!

ここでおすすめするのが撮影~編集まで一括で行ってもらえる企業を選ぶことです。

それぞれの分野を請け負う企業も非常に多いですが、委託してクオリティの高い動画広告にするためには、コンセプトから撮影の方法、そして、編集上のイメージなど細かな指示が必要になります。

さらにこれが撮影、編集それぞれで行わなければいけないため、非常に手間がかかってしまいます。

一括だとイメージを共有することが簡単

しかし、一括で請け負う外注を選択することで撮影の際にどのようなイメージで撮影するのか、どのような動画を望んでいるのかという最終目標を共有することが重要です。

そうすることで、相手方からも「このような角度で撮影をすることで説得力が増す」、「編集でこういったイメージを追加するのでこのカットが必要」といったプロだからできるアドバイスをもらうことができるため、最終的に作成したい動画広告のクオリティを一気に上げることが非常に容易になります。

ここで一連の流れを押さえておくことで、2回目に動画広告を作成したい場合にはそのノウハウを生かして自分自身で撮影を行い、動画編集だけを外注するといったクオリティを下げずにコストを下げる方法を取ることができます。

外注するときの費用は?

それでは外注するときにどれぐらい費用がかかるのかを見るために、実際の外注業者を紹介してきます。

株式会社サムシングファン

まずは動画撮影~編集まで全て一括で行ってもらうことができる企業です。

ここでは企業のディレクターと実際に発注する前に予算の都合や撮影方法などかなり細かく打ち合わせを行えます。

さらには動画広告を作成している実績もあり広告ウケするような動画は何なのか、どのような動画を作ることでユーザーに認知、アクションを取ってもらいやすいのかという点でもノウハウがあるので、初めて動画広告を作成する方にはおすすめできる企業になっています。

そして、費用は、撮影~編集、広告のセットなどを踏まえて50万円~100万円ほどかかります。

株式会社Global japan corporation

次に同様に撮影~編集まで全て一括で行ってもらうことができますが、この企業では撮影をあまり行わずアニメーションを用いることが多い企業です。

アニメーションを用いることで実写では伝えにくい要素を説明することができるため、短時間で印象付けを行う動画広告では有利に働くことがあります。

そして、費用についてですが、アニメーションを使用することが多いこともあり、1本の動画あたり10万前後で作成することができるようです。

株式会社ヒニアラタ

当記事を執筆している当社、株式会社ヒニアラタでも動画作成からネット広告の打ちだしまで、一括で請け負いさせて頂いております。

詳しい費用などについては、以下のページをご覧下さい。

TVCMにも対応!株式会社ヒニアラタのみんなの動画広告とは?

撮影、編集それぞれを外注する場合の費用は?

これまで全て一括で委託することができる企業を紹介しましたが、この2つの企業でもそれぞれを外注することができます。

撮影の場合はスタジオ費用、演者の費用といった変動要素はありますが、約20万前後はかかってしまいます。

そして、次に編集です。編集のみの場合だと規模によってかなり費用が変動します。

動画広告の場合はABテストを行いながらどのような動画が効果が高いのかを検証しながら運用する方法が一般的です。

そこで動画を複数作成することがありますが、そういった場合には初回の1本は10万~20万、2つ目以降(小規模な変更を行う場合)には5万円前後で行えることもあります。

ABテストとは?

インターネット広告におけるA/Bテストでは、クリエイティブを均等に出し分けることで、比較したい広告“A”と“B”のどちらがより成果を上げるかを比較し、採用する広告を判断する。

引用:Wikipedia「A/Bテスト」

動画広告はこれからも成長していく

動画広告の種類から実例、作り方などについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?

今でも動画広告はかなりの企業が参入し、クオリティの高い動画広告が多数展開されています。

しかし、これから勝っていくのはクオリティだけではなく独自性、ユーザーが見たことが無いような印象的な動画広告が勝ち残っていきます。

動画広告の種類も今後増えていく可能性もあり、市場全体でもまだまだ成長を続けることでしょう。

ネット広告は誰でも参入できる市場ですが、動画は難しいからと文章や画像広告だけに絞っている方も多いかもしれません。

ですが、動画広告を利用することができるとユーザーへの伝え方の幅が広がり販売機会が今以上に増加していくかもしれません。

自分で作成するのではなく安価で外注するという選択肢もあるので挑戦してみてもいいですね!

まずは、お気軽にお問い合わせください