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ネット広告の出し方は?出す為に必要なモノと手順・出稿後の重要視するべき3つのポイント付きで解説!

突然ですが、広告業界で最もアツいのはネット広告です。

それこそ実際にネット広告として見たことがあるかもしれませんが、「数百円で広告を出せる」、「企業ではなくとも個人で手軽に広告を出せる」このような広告が出ているのを見たことがありませんか?

しかしその広告に惹かれていざ実践をしてみても、今まで見たことが無いような項目もあり、初めて触れた方だと何が何だか分からなくなってしまいますよね。

しかしネット広告は必要なものを準備、そして用語さえ知っておけばネット広告で出ているように手軽で簡単に広告を出すことができます。

そこで今回はネット広告の出し方についてお話しし、最後には実際に出稿した時に陥ってしまう数値パターンを3つ紹介します。

まずはネット広告の種類を知ろう!

まず始めに、ネット広告の種類を知っておくことは重要です。

出し方も種類に応じて異なりますが、大きく分けてネット広告は純広告運用型広告に分かれています。

簡単にそれぞれの特徴や違いを説明します。

大きな違い

純広告と運用型広告の大きな違いは固定費用なのか、日々変則的に費用が発生するのか。という点です。

純広告の場合は固定費用で一定期間確実に表示させることができる反面、運用型広告では日々メンテナンスを行わなければ広告を表示させることができません。

これだけ聞くと運用型広告はデメリットが多いのではないかと思いがちですが、非常にメリットが多い広告タイプです。

今回紹介していくのは参入ハードルが低い運用型広告を主に解説していきますが、その前に純広告から解説していきます。

純広告

純広告は、Yahoo!Japanの検索画面のトップページに表示されている広告など、最初に一定の広告費を支払うことで、メディアが指定した期間、必ず広告を表示できるのが特徴です。

純広告のメリットとしては、一定期間確実に広告を表示できるため、その間広告のメンテナンスを行う必要が一切ありません

しかし、デメリットして広告費の固定費用が有名なメディアになるほど、数百万円~数千万円と非常に高額になるので参入障壁が高くなりがちです。

小規模のメディアであれば、広告費は安価になり節約をすることはできますが、大規模のメディアと比べても日々の流入が少なく、広告をクリックしてくれるユーザーが少なくなりがちになります。

ですが、例えば美容に特化したメディアやビジネス系に特化したメディアなどでは小規模でも内容とマッチしている広告を出稿することで運用型広告と比べても多くの流入を期待できます。

そのため、自分の広告とメディアを比べて、どのような層が流入しやすいのかを判断することが必要となります。

運用型広告

それでは今回メインで紹介していく運用型広告についてです。

最初でもお話ししましたが、日々メンテナンスが必要な広告の種類です。

しかしメンテナンスを適切に行うことができれば純広告と比べものにならないほどの効果を出すことも可能です。

純広告では取得リスト数に関わらず一定の金額を支払わなければいけませんが、運用型広告では

  • インプレッション数
  • クリック数

この2つの項目に対して広告費が発生します。

クリック数という言葉は馴染みがあるかもしれませんが、インプレッション数という言葉はあまり聞きなれていない方もいますので簡単に解説します。

インプレッション

インプレッションとは一言で表すと、表示です。

例えば広告がランダムなユーザーに100回表示されると、インプレッション数は100になります。

インプレッションで広告費を支払う(インプレッション課金)の場合は大半が「1000回表示させるごとにインプレッション課金」という体系になっています。

インプレッション課金のメリットは何といっても認知度を上げるためには適している方法という点です。

この後紹介しますが、クリック課金方式ではクリックするユーザーが多いと、総合的に広告を表示できるユーザーが少なくなってしまいます。

しかしインプレッションの場合は、表示される中でクリックをされても課金はされないので確実に広範囲のユーザーに表示させることができます。

クリック

次にクリックです。クリックは恐らくイメージされた通りで、「ユーザーが1度クリックしたときに発生する課金」という体系になっています。

クリック課金は「確実」に流入してきたユーザー1人に対して課金される形式なので、運用型広告の中でも最も無駄のない課金方式とも言えます。

このクリック単価を自身で設定することができるのですが、競合が多い場合にはクリック単価が低いと自身の広告が表示されないということが発生しますので適切なクリック単価を設定することが大切です。

関連記事:ネット広告の種類(特徴・費用等)まとめ!今後注目される新しいネット広告とは?

ネット広告を出すために必要なモノ

ネット広告の種類について簡単に説明しましたが、それでは実際にネット広告を出稿する場合、何を準備したらいいのかについて解説していきます。

予算と広告は必須

ネット広告を出すために必要なモノは予算と広告です。たったこれだけの準備物でネット広告を出稿することができます。

しかしこの中で問題なのは「広告」でしょう。一概に広告といっても文章から画像、動画であったりと様々な種類があります。

そのため、ネット広告を出したい人でもこのハードルで挫折してしまう方も少なくありません。

まずは文章から始めてみるのがおすすめ

ここで私がおすすめする方法はまずは文章広告から始めてみることです。

広告を出すのと出さないとでは雲泥の違いがあり、売り上げを出すチャンスを全て捨ててしまっていると同じです。

だからこそ、まずは手軽な文章広告から始めてみましょう。

そこで広告のノウハウや知識を蓄えたら画像や動画は外注して作ってもらい、さらに広告の規模を拡大させていくことで自分の事業拡大に繋がります。

予算は数百円単位でもOK

ネット広告は数万円、数十万円単位で費用が掛かると思われがちですが、この予算は数百円単位からでも問題ありません。

しかしクリック単価が高くなってしまうと予算が一瞬で消化されてしまうので、おすすめの方法としてネット広告を初めて出稿する方は数千円~1万円の間で予算を設定し、どのように予算が消化されているのかをチェックしてみてください。

まだネット広告についてのノウハウが溜まっていない状態で高額な予算で運用してしまうと、成果は出ずにただ広告費として数万円を消化しただけということも起こりえるので自分の資金に応じて適切に設定しましょう。

細かい部分は異なるが基本的な構造、用意するモノはほぼ同じ

SNS広告やアドセンス広告、リスティング広告など、ネット広告には様々な種類がありますが、基本的には先ほど紹介した予算と広告を準備することができればどんな種類であろうと広告を出すことが可能です。

仕組みはほぼ一緒ですが、それぞれ特徴があるので自分に適した広告はどのネット広告なのかを自分でもリサーチし、判断するようにしましょう。

運用型ネット広告を出すための手順

それではこれからどのようにネット広告を出していくのか、解説していきます。

今回はどんな広告でも通る流れで解説していきますので、微妙な誤差はあると思います。

しかし全体の枠組みを知っておくことでどんな種類の広告でも対応することができます。手順は大きく分けて3つに分かれています。

1.出稿する媒体を決める

まずはSNS広告、リスティング広告など、どの媒体で広告を出稿するのかを選びましょう。

それぞれ特徴があり、SNSにもTwitterとFacebook、Instagramで見ている属性や利用人口が変わります。

また、リスティング広告はキーワードをもとに出稿するので自分の広告に最適なキーワードを探すことが重要です。

それぞれのSNSで、利用人口、属性を見てみると、

SNS 利用人口(アクティブユーザー数) ユーザー層やSNSの特徴
LINE 8,600万人 ・国内では全世代で幅広く利用されている
・メールの代替ツールとして利用されている
Twitter 4,500万人 ・10代~20代の利用率が高い
・匿名で利用でき、情報の拡散力が高い
・文章は100文字程度と短いので広告利用には工夫が必要
Instagram 3,300万人 ・全ユーザーの過半数が10代~20代
・画像や動画重視の投稿が多い
・ハッシュタグを利用することで広告ではない流入が期待できる
Facebook 2,600万人 ・20代~30代の利用者が多い
・ビジネス目的で最も利用されているSNS
・実名で登録するため、信ぴょう性が高い

SNSだけでもこのような細かな違いがあります。

例えばビジネス目的で広告を出稿する場合に、この表を見るとFacebookで広告を出すほうが適切ですよね。

対照的にInstagramに広告を出すと流入はあるかもしれませんが、決して適した媒体だとは言えませんよね。

この他にもYoutube広告など媒体は豊富にあるのでその中で自分の出す広告にはどの媒体が適切なのかをリサーチしてみましょう。

関連記事:【おすすめ運用法有】ネット広告で運用型広告を始めるなら仕組みを理解せよ!

2.広告を準備する

次に出稿する広告を準備しましょう。

画像広告や動画広告もありますが、素人が作成したコンテンツでは光ったセンスがない限りユーザーは見向きもしません。

そのため、基本的には画像や動画はプロに外注することが多いです。

外注と聞くと数万円以上かかると思われがちですが、外注企業によっては動画制作で1万円を切る格安価格を売りにしている企業もあり、極力安価で済ませたいのであればフリーランスに依頼する方法もあります。

しかし、フリーランスでは人によっては想定していた仕上がりとは異なっていたり、納期がズレたりすることも珍しくありません。

さらに追加の提案などもない場合が多く、初めて広告を作成する場合には少し高額になっても企業に依頼する方法が最もおすすめです。

広告代理店の利用もオススメ

ネット広告の出し方が分からない!全て委託したいという方には広告代理店を利用するのがおすすめです。

委託する分追加で費用は掛かりますが、広告の準備から設定、その後の運用まで日々細かく行ってもらうことができます。

しかし、広告主にノウハウが無いと広告代理店の良し悪しが分からない場合が多いので広告主自身にも広告の知識が必要です。

4.登録・必要情報の入力と審査

出稿する媒体が決まったらまずは広告専用のアカウントを準備しなければいけません。

既に持っている場合には不要ですが、プライベートで使用しているものと棲み分けをしたいという方は新規で作成しましょう。

登録すると、ターゲティングの設定や予算の設定があるので広告に合わせた属性の選択、予算を設定し、出稿する広告を審査に出しましょう。

初めて利用する広告は必ず審査があります。この審査に通ることで実際に広告を出稿できる状態になります。

この審査は出している広告とその内容が乖離していないのかということを確かめるための審査で、例えば誇大表現があったり、虚偽の表現があると審査では却下されてしまいます

しかしそれぞれの媒体ごとで審査基準がまちまちなので、例えばTwitter広告の審査を出して通らなかった場合にFacebook広告で審査をして通るということもあり得ますので、もし審査が通らなくても、広告内容を修正したり、別の媒体での出稿を検討する方法がおすすめです。

ネット広告を出した後の3つのポイント

広告を出す流れを一つずつ解説してきましたが、実際に広告を出稿した後はメンテナンスを行うことを欠かしてはいけません。

それではここからはよくある数値の乱れ、どのような施策を取ることでその乱れを正すことができるのかについて解説していきます。

インプレッション数が少ない

まずはインプレッションについてです。インプレッション数が少ないということは広告を出稿することはできているが、広告がユーザーに向けて表示されていないという状態です。

広告をいざ出稿してもそもそも見られない状態であれば広告を出した意味がありません。

そこでインプレッション数が少ない原因にはいくつか理由があります。

  • ターゲティングしたジャンルの総ユーザー数が少ない
  • クリック単価が競合相手より低い

主に考えられる理由はこの2つです。

ターゲティングしたジャンルの総ユーザー数が少ない

これはSNS広告のような運用型広告とリスティング広告のどちらかによってどのように対応するのか異なります。

まずはSNS広告のような運用型広告、これは小規模で広告を出稿している広告主であれば気にする要素ではほぼありません。

理由としては、SNS広告運用型広告ではそれぞれのジャンルごとに数万~数十万以上のユーザーがいます。

全体では数億人ものユーザーが利用しています。

そのため、この原因ということはあまり考えづらいです。

しかし、リスティング広告の場合は非常にクリティカルな問題になります。

リスティング広告は広告主が指定したキーワードを検索することで広告を表示させることができます。

そのため、インプレッション数が少ないということは、そのキーワードを検索したユーザーが少ないということです。

他にも入札金額が少ないということもありますが、これはこの後「クリック単価」の部分で解説するので今回は省略します。

このような事態に陥った場合にはキーワードを選定し直すことは必要です。

検索回数が多いキーワードは競合も多いですが、その分多くの流入も期待できます。

ごく小規模であればいいですが、どんどん流入をしてノウハウを貯めたいという広告主は必ず行うようにしましょう。

クリック単価が競合相手より低い

次にクリック単価の話です。

これはメディアを運用する立場で考えるとすごくわかりやすいですが、例えばあなたが1つのメディアを運用していた場合に、クリック単価1,000円とクリック単価が100円で広告を出したいというオファーがあったとします。

するとどちらを優先的に広告を表示させたいのか・・・これは言わずもがな、クリック単価1,000円の広告を表示させたいですよね。見ているユーザーがクリックをするだけで自分の懐には1クリック当たり1,000円入ることになるので。

このようにどんな運用型広告でも、クリック単価が競合相手より高ければほぼ確実に広告は表示されるようになります。

リスティング広告も顕著でユーザーが検索をしやすいキーワード、例えば「投資」などのキーワードであればクリック単価は数千円~数万円にまでなることがあります。

クリック単価も重要ですが、自分の体力である予算の方が最も重要なリソースです。

広告の目的は「低予算でどれだけユーザーを流入させることができるのか」ということなので自分の体力とクリック単価の相場を確認しながら適切なクリック単価を設定しましょう。

クリック単価が高額になってすぐに予算が尽きてしまう

次にクリック単価が高額になってしまい、設定した予算がすぐに尽きてしまう問題です。

これは先ほどのインプレッション数が少なくなるということにも繋がりますが、設定した予算を上回ってしまうとそれ以降広告は表示されることが無いのでメンテナンスをするまでインプレッション数はゼロになってしまいます。

この問題の解決策として、

  • ターゲティング・キーワードを変更する
  • インプレッション課金に変更する

この2つがあります。

ターゲティング・キーワードを変更する

競合が多く、ユーザーに表示させるためのクリック単価が上昇してしまうことが要因になっています。

だからこそ、ここでSNS広告などでは競合が少ないターゲティングにすることで、クリック単価を下げることが可能です。

リスティング広告でも人気キーワードでは入札単価(クリック単価)が高額になるので、ユーザーからの検索は多いが競合が少ないキーワードを探すことがリスティング広告を極めるうえで必須になります。

インプレッション課金に変更する

別の解決策としてインプレッション課金に変更することです。

これはクリック率が高いことが条件になりますが、インプレッション課金では表示回数内であればどれだけクリックされても広告費に加算されることがありません。

そのため設定した予算をいつの間にか超えていたということが少ないこともインプレッション課金に変更するメリットです。

まずはクリック課金で広告を出して、インプレッションに対するクリック率を算出し、その後インプレッション課金にすることで、クリック課金と比べて節約できることもあるので、この手順で自分の広告効果を把握することが大切です。

クリック率が芳しくない

インプレッション数は特に問題なく安定した数値を維持している。しかし対照的にクリックが全くされずに流入が期待できない。

この問題は広告主の中でも過半数以上が気にしている問題の一つではないかと個人的に感じています。

なぜなら、広告を出すこと自体は最初にもお話ししたように予算と広告が準備できれば出稿することはできるからです。

しかしこの問題はシステム上の問題ではなく、根本的に「広告の質」に問題があります。

実際に広告を作成するときに何を考えなければいけないのかというと、

  • 訴求力があること
  • 稼げるというイメージは極力盛り込まないこと
  • 瞬間的に興味を持たせる広告イメージにすること

この3つが非常に重要です。

これはネット広告初心者から上級者まで必ず理解しなければいけないことですので細かく解説します。

訴求力があること

まずは訴求力です。一概に訴求力と言っても、一体何のことなのか、概念を知りたいと言ってもかなり曖昧なイメージを持ってしまうかもしれません。

しかしこれもイメージしてもらえば分かるのですが、

  • 業界10年目のベテラン
  • 業界初心者の素人

この2人が仕事について全く同様なことを語った時にどちらを真剣に聞くのかということを考えてください。

99%の人が業界10年目のベテランの話を真剣に聞きますよね。

このように訴求力は「自分より優れている人」と認識する人が伝えることで訴求力は最大になります。

稼げるというイメージは盛り込まないこと

これは一部の業界だけかと思いますが、ユーザーをお金で釣ることは絶対にやめましょう。

お金で釣るというのは例えば「〇〇万円分の特典プレゼント」という広告があるとします。

ソーシャルゲームであっても「〇〇連ガチャが引ける」という内容の広告をよく見かけます。

しかしこの手法は一長一短で一部の層ではかなりの流入を期待することができます。

実際に手法として利用されていることは確かなのですが、本来の商品以外のところで顧客満足度が下がってしまい、利用率の衰退が早くなってしまう可能性があります。

さらに、お金でユーザーを釣ってしまうとユーザーの質が下がってしまうことは注意しなければいけません。

確かにユーザーの流入は増加する可能性が高いです。

しかしユーザーは「稼げる、稼げる」というマインドで流入しているので、本来の商品の特徴や本質を理解させることが非常に難しいです。

そのため、前面に出す内容は別の商品の特徴、それに付随して特典を提示するという方法が広告を準備する上でおすすめの方法になります。

瞬間的に興味を持たせる広告イメージにすること

これは文章でも画像でも全ての方法で言えることですが、瞬間的に興味を持たせるようにすることがどんな広告でも必要な手法です。

一般的にユーザーは「広告」という単語を聞くとあまりいいイメージを持ちません。

ましてや、広告は「鬱陶しい」「できるだけ広告を見たくない」という拒否症状まで出ているユーザーも少なくありません。

だからこそ、広告を注視するということはほぼありません。

このようなユーザーも多いので少し見るだけで「何なんだろう?」「ちょっと覗いてみようかな」という興味を持たせるような広告作りが必要です。

ネット広告は出し方さえ理解できれば手軽に挑戦することができる!

これまでネット広告の基礎から出し方、そして出した後の問題と解決方法と、ネット広告の一連の流れについてお話ししてきました。

ネット広告を出すこと自体は非常に簡単で、登録・必要項目の記入・審査で出稿できます。

ネット広告の難しいところはその後、メンテナンスにあります。

これはかなりノウハウや知識が必要になるので、どれだけ挑戦してきたのかという経験も非常に大切です。

今までネット広告は複雑そうで挑戦することを諦めていた人でも、今回紹介した出し方を見て挑戦し、実数値で問題が発生した場合には紹介している解決方法を試すことで解決する可能性があります。

まずは挑戦をして、ネット広告の雰囲気を知ってみることから始めてみましょう!

まずは、お気軽にお問い合わせください